閃光の果て始まるはずだった それぞれの仕事が 学校の授業が 野良仕事をする人たちは すでに始めていたかも知れない いつもの一日 「おはよう 今日も暑くなりそうね」 「そうね」 「そう言えばあの 真上あたりに見える飛行機は何?」 「ええ?あれはーー」 お隣さん同士のやりとりが 見えて来る 「警報は鳴った?」 「鳴っていないと思う。 でもーーー」 蝉の声が 止まった時