夏の終わり白く光ったまま 眼差しは 砂のむこうの 海の音といつか 混ざり合って それはもう記憶の中に 散らばる破片が生まれて ざわめく音は でも名残の時間を つくりはしない 記憶もいつか隅に 縮こまって 新たな影が それはまだ形が 形にゆっくりして行く 自分がここに 白く光って 黙したまま 眼差しは