夏は影が

似合う

 

漂う影が

わたしの中に

 

それはわたしを守る

ものとして

 

それは或いは

自分そのものかも

知れなくて

 

何度か愛して

傷ついて

出来たそれは

 

もうちょっとや

そっとでは

 

わたしの過ぎて来た

幾つもの風景が

今も悩ましく流れて

 

煙草の煙くゆらせて

その煙の中

酒場に来た男を眺めてる

 

誰かご一緒しない?

グラス傾けて

 

あなたの中へ行ける

ちょっと手強い女よ