六月の雨雨を誰よりも 待ちわびるのは 紫陽花の花たち 揃って彼女たちは 念入りに化粧をして 多分今が一番 わたしを惹きつける時 だろう 彼女たちの笑いさざめく 声を聴けば 思いを自ずと広げてくれる 彼女たちは皆仲良し そして歌声も素敵なコーラス あとは雨 雨が奏する音は 細かな粒子が合わさって 多様にリズムを表現して 夢の膨らみは 妖艶に流れて 紫陽花のハートを ゆっくり揺さぶり 中へ 奥にラヴの灯を ともさずにはおかない