目が覚めると
もう自然と自分のこころが
奏でている
知り合えて何万回かの
思い
でも尽きないこと
夢は続いている
そして夢は続けるもの
だから
今日又会える
悦びが
ピアノの音色に
ふくらみを
それに重ねて
求める恋の気持ちが
多分深くピアノの音の波に
波はわたしのもの
それはメッセージ
ひたすらあなたへの
会える日はその時の
そして合わない日は
私は別の顔のピアニストです
部屋がいつしか白んでいる
この仄明るさの中
ピアノはビル・エヴァンス調に流れて
電車は動き出している
わたしの時間は
やがてあなたの光彩(いろ)に
重なって行くために