愛したい

心がこのままかわいて行くなら

愛を求めれば

明日の愉しみも

又生き生きとして来る

 

時間に捉われ過ぎて

いないか

どこかさみしそうだ

先へ急ぐあまり

時間の音を時には

遠く聴いてみないか

 

天使はいない

楽園もないから

思い描くのは

ふたつそれぞれの森

そこへ入って行こう

光を絶えず交差させながら

 

愛し合って

どこまでも行けたら

と思う

夏の光をもう一度胸に

雨に遭えば

心の底の方からバラードを奏して

 

美しいだけじゃない

どこかにきっと

思い以上の生々しさが

ふたりを潰しにかかるかも

でもふたりです

ふたりの夢の力合わせて

 

愛そう

今心がかわいているなら

愛は求めるだけの

ものがある

君の裸の目が

僕の窓に眩しく亀裂を走らせる