一月

時々空が澄んで

見えるのは

それは空が

みずうみと会話をしている

からです

 

夏の日には

それが出来ない

ギラつく日に遮られて

夢の一時がつくれない

光と雲が強引に主役になって

 

一月の今は

空はのびやかな表情をしている

話はどうやら弾んでいるようだ

水色の顔色が少し濃くなっている

寒ければ寒い程に

 

話している波音の

まにまに

やっぱり一月です

春への思いが

聴こえて来るような気が

あと二月を過ぎれば

 

もうすぐ

たしかに雲の消えている

日はさみしくもありますが

空の思いを測れば

見上げるこちらも思いが

巡って来ます

 

もうすぐ

少し季節の色合いは

変わって来ているけれど

やはり徐年も春の扉の前に

立とうとしています

 

おお寒い

でも話はうまく

流れているんだよね

 

 

 

 

 

 

 

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