日々風景は

何かを語り掛ける

 

その声に

耳を 心を研ぎ澄ませる

 

新たな生の響きが

うねりを

確実に

 

確実にして行くのは

自身の筆の

反応に

 

枯れ木も

祭の後の静けさも

口喧嘩する淀んだ空気も

 

それは

それらは

或いはその日の煙

 

煙としての言葉

と言うか

多様なメッセージを

 

多分又今日も

聞き逃して

 

それは今に始まってはいない

実に多くのことを

風景として 対象として

逃がして来て

 

煙を上げようか

それに一々色付けしては

出来るだけ高く のびやかに

 

創る

その発信地は

ありとある風景です

 

日々の

看過を繰り返す

その変化

 

どこまでも

見て行くつもりで

いるーーー