はじめての虹ふたりは眼差しに 光を宿している 求めるものは まだわからないけれど 静かに心が めざめる気配が 彼は 彼らは 口数が少なくて 手をつないで歩いて行く 後ろ姿 なだらかな坂 その両側にある木々の 影が 彼らをゆっくり 映像化して 彼らは坂の上すぐ右側の 神社の階段の前にさしかかろうと している 風が吹く 彼らを追い掛けるように