道は
立ち止まるためにある
夢のような一瞬
思い出
そして先のことの数々
幻想と夢想に少なからず
心が支配されて
それらが怒ったように
騒ぎ始めたら
どうする
歩いたり
走ったりしている場合では
ないだろう
しばらく立ったまま
自ら演じるか
その重さの順番を決めること
それを決めてから
歩き出すなり
走り始める
夢のような一瞬
思い出
そして先のことの数々
夢は塞ぎ込んではいない
思い出は今も心の支えになって
そして先々のこと
それは小さく夢と思い出に
裏打ちされて
雲のように膨らみかけている