妄想

幻想

夢想

 

彼らは言葉だからもう離れない

離してはならない

 

そして放つ

永遠に

 

それは私の中に

うごめく

雲たちのあどけない空に

雨上がりの森に

 

そして街は

不意に言い放つ

外へ向かって

行けよ

 

不敵な笑い

それはとかく

今日の常識に染まりがちな

 

この自分への

すばらしい挑発だろう

越えて行こう

 

もっともらしく

生きている連中など

知るものか

 

自由は

もっとむこうにある

 

そして必ず奪い取る位の

凄まじいものだ

 

空へはばたこう

なんて

お決まりのコトバ」など

反吐が出るよ

 

自分の言葉

探ろうともしないで

 

言葉を撫で回して

ェヘラ ェヘラなんて

バカげているよ

 

たたかいは

むしろこれからだよ

 

時間は限られているから

行くしかないだろう

 

自分の中のあの街が

 

やっぱり今日も

やきもきしている

 

妄想

幻想

夢想

 

かかげた両手は

下げない

 

下げてたまる

ものか

 

決してそれらは

どす黒くいかつい

ものではありません

 

あくまでも

ブルーをめざしていますから

 

自分の多分幅広い

ブルーです