夜は秘密めいた

ほのかなステージの始まり

 

わたしの燃える時間が

帰って来た感じで

 

知子とは喫茶店でにあう

知り合った

 

斜向かいにこちら向きにいる

やっぱりひとりの

彼女にどうしても目が行って

 

とうとうこちらから

声を掛けたの

その時何か雑誌を読んでいた

 

ショートカットの細身の

彼女

 

年はン十代半ば位

黒のタートルが似合う子

 

話すとすぐに意気投合して

一緒に暮らし始めた

 

それが半年前のこと

今では離れられない

 

七時半を回ったか

もうすぐ帰って来る

 

わたしはスーパーでレジのパートを

しているけど

 

彼女は貿易関係の会社の

社員なの

 

ああ早く愉しみたいわ

頭の芯がしびれるような

夢を又見られると思うと

 

ガーターベルト

知子は足が長くてきれいだから

やっぱり今夜も黒のストッキングで

 

今夜は知子を思うままに

主導権はわたしよ

鋭く やさしくね