高校時代あの頃を思えば 思いそのものが 消えて行くようだ 悔しさがその殆どを 覆っている 諦めてはいなかった けれど 海は瞬いていた 沈黙していた 僕が大学受験に失敗した時も 僕にとって思い出は くっきり影を帯びている 恋も 学習も 友情すらも 何も言えない あいまいに過ごして来た日々 胸を掻き毟りながら 夕陽のようにあの頃を偲んで