スクリーンⅨそれぞれの色を 持った人たちが偶然に ここにいる そして一言も言葉を 交わすことも無く 画面に見入っている 映像はそうした人たちの 鼓動を掬って行くように 二時間語り続ける 子の時間はやはり 特別のスペース 終わって 又それぞれぞれの生のシーンへと 戻って行く人たち その人たちの面貌(かお)が 晴れやかであれば いい映画なんです