仕事関連の記事を連投しますっ!

今の職場ではなく、以前の職場でのお話です。

 

「私は呪われて病気になったんです」

 

心臓の超音波検査を行っている最中に、患者さんが言った言葉です。

最初は意味がわかりませんでした。

 

確かに異常所見はあったのですが・・・

それを、知り合いに呪われたことが原因だと言い張る。

 

その知り合いの人が自分に固執していて、その人と距離を置こうとしたら呪われた、と言うんです。

えっと・・・と、ちょっと返事に詰まったのですが。

否定をしてはいけないと思いました。

「そのお友達の方は・・・」と言いかけたところ、

「友達なんかじゃありません!ただの知り合いです」と。

その“知り合い”の人は他にも何人も呪って病気にしたんだそう。

で、怖くなり、自分もその人と離れようとしたら病気になったんだと、おっしゃいました。

その知り合いの方に、「私を呪わないで、私のことを考えないで」と伝えたそうです。

否定も肯定もせず、とりあえず聞き手に徹した記憶があります。

 

私はスピリチュアルやオカルトは基本的には信じない方だけど・・・

でも、患者さんの話はどんな話でもちゃんと聞くことを心がけています。

だって、内容的には信じられないことだとしても、それを気に病んだことで体に支障をきたしたかもしれないから。

それに、前向きに検査を受けてほしいし、聞いてもらえてホッとたら回復するかもしれないしね。

 

でも、もしかしたら、本当に呪われたのかもしれないじゃない!?

信じ難いけれど、呪いじゃないという証拠もないわけで。

 

私がその患者さんの検査をしたのはその1回だけだったので、その後のことはどうなったのかわからないのですが、今でもとっても気になっています。

 

患者さんとの会話の中では、私自身がスピリチュアル的な話をすることもあります。

もう長生きなんてしたくない、と嘆くおばあちゃんには、

「きっとまだまだこの世に必要とされてるんですよ」

と言ったり。

ご家族が亡くなって落ち込んでる方には

「きっと天国で見守ってくれていますよ」

と言ったり。

 

その患者さんが前向きになれて、心も体も元気になれるなら、信じる・信じないは二の次だと思うから。

信じることで元気になれるなら、アリだと思うんです。

スピリチュアルはそのためにあるんじゃないかなぁと思います。

 

とは言え、「呪われたんです」と言われると、ちょっと、いやだいぶびっくりしたけど・・・

病院にはいろんな患者さんがいらっしゃいます。

ある意味それは仕事をする上での魅力でもあるんですけどね。

 

その患者さんが、今も元気で過ごしていることを願ってやみません。





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