先日、焼き肉を食べに行きました。
隣りの席には、若い男女が。
でも、男性が女性に敬語を使っていたから、どうもカップルではなさそう。
その席から、「え~~、私、食べ過ぎ!?」という声が聞こえてきました。
「いや、そんなことはないですけどぉ」と、男性。
「え~~、私、ダメ? どうしたらカワイイ女になれるんだろ~~」と、女性。
なぜ、その疑問に飛躍するのか(笑)

しかし私は、これを聞いて思いました。
これが、今ウケる“カワイイ女”なのかなぁ、と。
いや、正確には、“今ウケるカワイイ女”ふうに演じる女、というべきか。

単純にブリッ子するだけの女がもてはやされた時代は、とっくに過ぎた。
今は“カッコイイ”“しっかりしたビジョンを持ってる”という

要素を持つ女性がもてはやされている。
付け加えるなら、それだけしっかりしているようで、それでいて
どこか抜けてる危なっかしさやかわいらしさをも兼ね備えている女性。

焼き肉屋の女性は、“いわゆるブリッコじゃない女”を演じてるんだろうなぁ。
「もう食べられなぁぁぁい」と小食をアピールする女性は、もうウケない。
「私はそういう女じゃないのよ」と言いたいがための、「食べ過ぎ!?」発言。
そんな自虐をネタにして悩むフリ。

でも、その【悩むフリ】こそが、一昔前のブリッコ女と共通するところなのでは。
「え~~私ぃぃ~~ダメ~~」というあたり。
私には同じ人種に見えました。
そして、結局は男性も、こういう“悩める女性”(悩んでるフリの女性)が

好きなんだろうなぁ。

いつの時代も、もてはやされる女性と思われるためには

けっこう努力が必要なのね(笑)
がんばれ、日本の女性たち!