龍の置物と風水は無関係。
2024年は辰年です。
辰と言えば龍ということで、スピリチュアルの世界では大盛り上がりしてますね。
当然、巷の風水グッズも龍の売れ行きが良いようです。
「風水の最強グッズ」、なんて言われ方もしているくらい風水の定番とされています。
私も子供の頃から龍は大好きで、いくつかアイテムを所有しています。
だってかっこいいですもんね〜!
しかし・・・。
残念ながら、風水と龍の置物は全く関係がありません。
何故なら、単なる”縁起物”だからです。
達磨とか、招き猫とか、七福神とか、そんな縁起物の類です。
他にも、鏡、盛り塩、水晶、パワーストーン、干支の置物、これらも風水とは無関係です。
信じてた人ごめんなさい。
なので、こういったものを風水と称して売りつけてくるのはどうかと思います。
もちろん商品単体としては、それなりにパワーを持っているものもあるので、全く否定はしません。
但し、”風水ではない”ということだけは知っておいてください。
風水の五行レメディー。
それでは、本当の風水ではどんなアイテムを使うのでしょうか?
風水では、五行の性質を大事にします。
五行とは、木・火・土・金・水の五つの気のことです。
これら五行の気を高めたり、抑えることを目的に、木・火・土・金・水の素材をアイテムとして使います。
木なら観葉植物、火なら赤色のもの、土は陶器類、金は金属製品、水は噴水・水槽等です。
そういう意味では、金属で出来たものであれば、龍の置物も「金」のアイテムとなります。
但し、龍だから良いというのではなく金属製だから。
鉄アレイと同格です(苦笑)。
鏡の真実。
鏡は邪気を跳ね除ける!なんて言われていますが、本物の風水では使いません。
大事なのは素材一択です。
鏡も、古代では銅鏡でした。
つまり、金属を磨き上げたものです。
皇位継承の三種の神器の一つ「八咫鏡」や、卑弥呼の時代の「三角縁神獣鏡」などは銅鏡です。
金属であったからこそ、金のレメディーとして風水の効果がありました。
現在の鏡は八角系をしていようが、凸鏡だろうが凹鏡だろうが、ただの鏡でしかありません。
八卦鏡は邪を跳ね返すというのは風水ではなく、道教などの呪術系の話だと思います。
ならば、その形式に則って使わないと、逆に凶を引き寄せることになりますよ。
盛り塩の真実。
盛り塩は風水ではなく、神道です。
塩は海を表し汚れを祓い、或いは結界を張るために使います。
結界は、その空間だけを切り分けてイヤシロチ化するのが目的なので、場の気を調和する風水とは全く概念が異なります。
ただ塩を置くだけなく、祓い、鎮魂、言霊を行います。
風水ではなく、神道の作法に則ってお使いください。
終わりに。
このように巷で出回っている風水グッズは、風水とは全く関係ありません。
少なくともフライングスター風水では用いません。
風水は確たる理論があり、古代の科学によって成り立っています。
そこにグッズの入り込む余地は正直ないのです。
もちろん、パワーストーンや水晶、盛り塩など単体で効力のあるものは確かに存在します。
但し、それらは風水ではなく、道鏡や陰陽道、密教、神道等、他の理論が働いているため、風水とは分けてご使用ください。
私も龍の置物は持っています。
しかしそれは紛れもなく、私の趣味です(笑)。
※龍の置物は風水とは関係がありません。
但し、この写真の龍は陶器製なので、「土」のレメディーとしては使えます。
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