続きです。
4時間後、CT検査が終わり診察室に呼ばれました。
「くまーっ!!」母と私は思わず大きな声を出してしまいました!
瘤がない・・・あれほど背中に盛り上がっていた瘤がないっ!!しかもクマは走って私達のほうへ。
余りの劇的な変化に、口から心臓飛び出そうでしたっっ先生、ありがとうございますっ
先生の説明によると「血膿を抜いたら3リットルありました。腫瘍は悪性です。」
そこでCT画像を見せていただく。腫瘍は首から腹まであるけれど、骨までには達していなく、
瘤も首を除いては癒着していないので手術は可能でありという診断を頂きました。
肝臓に一部腫れはあるけれど、手術は耐えられる。切るのは今しかないと思いました。
最後に先生がおっしゃった言葉は忘れられないです。「何の為に手術をするのか。どうしたいのか。
ご家族でよくご相談ください」
クマは生きたい、ならできる限りのことをしたい。
この時点で、切りたくない母親と手術したい私の考えはまだ平行線でした。
母の気持ちも理解できるんですよねー、できるなら犬に負担かけたくない、血膿が抜けるなら通いたいんだなと。
そう思わせる程に、瘤が消えたクマは元気イッパイ!!東大の森を嬉しそうにタッタカ歩き回る。
体重もきっちり17.5キロから14.5キロにの3キロマイナス。
食欲も戻り、排便も○、散歩は軽やか。どれだけあの瘤は重かったんだろう。
この数ヶ月が嘘のような展開に、家族全員が驚き喜んだ夜でした。
○翌日、CTの結果DVD-Rを獣医さん(C)に届けにいく。
東大の先生からも報告の電話があったということ、CTの画像を見て、手術はいつでもできるというお話。
瘤がなくなったと報告すると、「一時的に無くなったけど、癌はあるから、またそこから膿がジャバジャバ出るよ。いつかまたパンパンになる」と先生。
家族で話し合って、電話くださいと言われる。
母はどうしたいんだろうか・・・今が瀬戸際だ。切るならクマが元気なうちがいい。
家に帰り、先生のおっしゃったことを話すと、意外なことに「先生にすぐ電話して、手術してもらおう!」と
母が言う。いいの?と確認すると、「こぶ大きくなってる」と・・・・。
すぐにクマの体を触ると、昨日は萎んでいた瘤に、また膿が溜まり始めていました。
しかも、もう三分の一くらいに・・・その速度は思っていたよりずっと早かったのです。
私は即、獣医さん(C)に電話、手術は翌日に決まりました。
○10月20日、クマ腫瘍摘出手術。半日で無事終了、経過も良好、腫瘍を見て欲しいということで、
獣医さん(C)の病院に向かう。まずは術後のクマに面会。
麻酔でボーっとしていたものの、こちらをしっかり見てくれた。
先生も看護婦さんたちもとても嬉しそう!!テンションあがりまくり!!私も超うれしかった!
大変な手術だったらしく、獣医さん3人がかりだったと・・・なんとありがたいことです;;
ここで悪の主役「癌」登場。看護婦さんに見ても大丈夫ですか?と聞かれましたが、いや見たいです!!
銀のトレイからはみださんばかりの巨大な・・・・・・
「まずこの袋状のものが瘤ですね。首の骨を少し削ったけど、全部取れました。そしてこれが癌です。」
・・・・瘤の部分はまるで肉の巾着みたいでしたっっ鶏大。その中から先生が取り出したのが、癌!!
癌ですよ・・・こいつか・・・こいつが生けるものを苦しめる癌・・・。マーズアタックが血まみれになった様な、
およそ想像しうる限りの中で最も醜悪な姿をしているモノでした。私は漫画描きをしてますが、こんな醜いものは
描けないよ。とんでもない悪役です。勉強の為にも、やたらジっくり見ましたが、先生もすごく熱心に説明して
くださいました。帰宅し、家族に手術の成功を報告。
続く