栄えある一発目を誰にしようかと思っていたのですが、誰も予想しないのが良いなあ、と。
レノン様のバンドでイマジンのドラムはこの人。とか知られているような知られていないような話はありますが、何しろイエスのドラマーとしてしか認知されていないことでしょう。
でも私はイエスにあまり思い入れがないので正直先入観はまったくなく、ガイド本で知って中古屋で見かけて購入といった普通ののりで聴いちゃいました。
正直、イエスのドラマーとかは後で知った次第で。
それがかえって良かったんですよ。
始まりから雲に乗せられたみたいにすうっと気持ちのよい展開に乗っけられていきます。
そう、これは・・・。
フリー・ソウルだ!
歌はかっこいいし、一曲ごとにボーカルのエフェクトもおしゃれに変化。
⑤Giddyはなんか、ハース・マルティネスが歌っているみたいだし。
写真見ると野獣がほえているみたいな本人ですが、これは彼女と二人で(かみさん、失礼!)ドライブしながら、お茶しながら、聴くのに最適ですわ。
クラブでかけて踊るもよし!
と思うと⑦Marching into BottleはTrad系の曲でアコギにフルートみたいなノリ(思い出して書いているのでいい加減です)。
ブリティッシュ・プログレッシブの文脈は③Avakak④Spring-Song of Innocence位でして、③はかなり途中がdeepサイケになってまして、PINK Floyd 1stのなんか長い曲の間奏みたいな物が聞こえてきます。
④はノーブルだなあ、と思いきやイエスメンバーが参加してましたのね。
これ、ドラマーのソロじゃないです。
ソロとしてもリンゴ・スター的なもんですね。
と思って、ではドラマーとして聴いてみますと・・・。
ハイハットの刻みやレガート、粒がそろってきれいです。
ああ!気持ちいい
このアルバム、もう何度も聴いているのにいつもズーンと形になって残らないのは、ドラムがすごくグルービーだから。
聴いているうちにボズ・スキャッグスのバックでジェフ・ポーカロが叩いているかのように感じられます。
捨て曲もないし、これは人生の大名盤決定!
私のお勧めは①、②、⑤、⑦
このCDの真の値段・・・中古で4000円でも買いだね