長男が3歳のときに、沖縄の壺屋焼の陶器のお椀を買いました。

彼がお店で一目惚れして「これ欲しい!」と言ったのです。




おばあちゃん(私の実母)には

小さい子に陶器なんて割れたらどうするの!

 

と言われたけど、

 

小さいときから本物に触れさせることも大事だと思って

 

私は迷わず買ってあげました。

 

 

私自身が子どものころ、

 

母の料理を手伝いたくて、

 

台所に入ろうものなら、

「余計なことはするな」と

 

何もさせてもらえなかったことがあります。

 

「包丁や火を扱うのは危ないから入るな」


という親心なのですが、

 

母を手伝いたいという私の気持ちは「余計なこと」


お前には何もできない、と

存在を否定されたような気持ちになったのを覚えています。

 


何も体験させてもらえないというのは、

 

子どもの好奇心や感性をどんどん削っていってしまいます。

 

どうせできない、させてもらえないんだ、

 

なら、最初から何にも興味を持たないほうがいいと

 

考えることすら辞めてしまうのです。


そんな自身の経験があるので、

 

私は子どもたちには、いろんな体験をさせたい


興味を示すものはホンモノに触れさせたいと思っています。

茶碗ひとつでも。

 

丁寧に扱わないと壊れてしまう陶器の食器を使うことで、

 

モノや食を大切にすることを学びます。

 

7歳になる彼は、今もその茶碗を大事に使っています。

 

違うお茶碗に入れると怒るほどww

 

4年たっても自分が選んだ茶碗に

 

愛着を持ってる姿に、

 

陶器の茶碗を買ってあげたことは

間違いじゃなかったと確信しています。

 

そして4歳の弟にも、

昨日、壺屋焼の茶碗を買いました。

 

ホンモノに触れて、豊かな感性が育つように~。