9月のドイツ遠征を終え、10月は日本での2試合を予定する森保ジャパン。
1戦目は2026WC開催国のカナダ。
カナダにしてみれば3年後とはいえ、開催国だけに予選での切磋琢磨無しでチームを強化しなければならず、特に出場枠の増えるアジアには対策をしておきたいところ。
メンバー確定には時期尚早とはいえ、試したい戦術が端境期とはいえ伸びつつあるアジア最強の日本に通用するかは今回遠征での大きな確認ポイントでしょう。
日本の先発メンバーは、
GK大迫DF毎熊富安町田中山MF遠藤田中伊東南野中村FW浅野
日本は来年のアジアカップへのスタートアップ試合。
よりJリーグから若い選手の選出をもう少し望みたいかな。
前半が始まると、日本の動きが良い。
先制点は日本。
前半1分、右から町田の抜群の縦パスが南野に出て、跳ね返されても追いかけた南野がファール気味に奪取、再度南野が持ち込むも返され、浅野のシュートが返され、毎熊が持込センタリング、小さいクリアを枠外で田中が拾って1トラしてシュート。GKが何故か逆に取られてゴールが決まった。
1:0。
前半1分17秒、松木さんのコメント通り、持っている男、田中碧。
徐々にカナダもデイビスとラリーを中心に攻めてくる。カナダも上手くて強い。
前半18分、カナダ同点チャンス。
中盤過ぎからのデイビスの縦パスからのゆっくりワンツーでエリア内で超高速でパスに追い付くと、1タッチしたところに大迫が右足に両手で触れて倒れて、VARでPK。
しかし大迫がPKを防いだ。
大迫は、プレーが雑なのを反省しないとヤバい。
先に触ってGKが手を出して滑って来たら、わざと引っかかってやろうとするのは決まっているのに。雑過ぎる。
お互いに攻め合いながら、2点目は日本。
前半39分、左から浅野から中村から田中から浅野とつないで、浅野のセンタリングを相手DFがオウンゴール。
2:0。
浅野のセンタリングがイレギュラーに弾んでDFのミスキックがGKの顔に当たってた。
GKは1点目といい、この2点目、落ち込む試合でしょう。
前半41分、日本追加点。
相手のDFのバックパスを浅野が追いかけ奪ってドリブル。
相手に追いつかれ、中村へ、中村は1トラップして右足で蹴り込んで決まった。
3:0。
浅野のスタミナが生んだチャンスを、相手DFより早く追いかけた中村や田中がフォローした結果の得点。
カナダは、GKとDF陣の溝が深いのかな。一体感が無い。
前半終了。
3:0。
まとまりの無いカナダvsまとまって守り攻める日本との結果差の前半でした。
後半は富安→谷口でスタート。
富安は出来もよく中心となり自信も持っている、温存交代でしょう。
後半3分、日本追加点。
左から中山が縦フィード、南野が浮き球を浮かして中へ、伊東がトラップして浮かしパス、田中が1バウンドをボレーで決めた。
4:0。
雑な南野のボールを伊東がコントローラブルに塗り替え、上がり過ぎの田中が蹴り込んだ。
後半15分、中村→旗手、遠藤→伊藤。
中村は後半12分に相手DFに蹴り捻じられての怪我退場。上手いが少し雑な選手が丁寧で早いプレイヤーになってきた。
遠藤はいつもより活躍頻度は少なかったが、富安同様に温存交代かな。
後半26分、浅野→古橋、田中→川辺。
浅野は今日のMVPでしょう。無限スタミナでハイスピードを続けた。
田中は結果だけならMVP。チャンスに上がる心意気を結果につなげた。
後半37分、南野→橋岡。
南野はしばらく代表から外れ、かなり動きは戻った。WCでのPK失敗も良い体験にしているようだ。
後半43分、カナダに得点。
カナダ左サイドをドリブルで上がり、グラウンダーにセンタリング。これを大迫が横跳びで触るも相手選手の前、これを左足で蹴り込まれた。
4:1。
カナダも左からの攻めは強い。日本は疲れでぽっかり空いたエリアを作ってしまった。
そして試合終了。
4:1。
実力差以上に得点に飢えた先発陣が功を奏した試合。
強いカナダにも常に複数で守り、動きの量で圧倒した試合でした。
先制し、追加点を取れる、選手交代が有っても戦術理解度が落ちずチーム力を下げず動き続けれた強い日本が今日も続きました。
日本、強い。