三浦半島うみへり周遊散歩5(自衛隊武山から逗子まで) | 五吉のブログ

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面白そうなことの発見と深堀とちょっと気になったこと

三浦半島うみへり周遊も最終編。

凡そ2-3万歩散歩を12回で東京湾側(金沢八景から三浦港まで)を歩き、

三浦港から相模湾側を逗子までを今回の2回を含め5回、計17回で達成することになります。

⑯自衛隊武山から逗子まで

逗子葉山駅から前回終了地のバス停の林まで。

自衛隊武山基地内では昼間からランニングしてる人を見て、

敷地境界の川の先を左に廻って、

到着するのが斉田浜。

斉田浜端には厳重そうな施設が有り、浜海岸通行できません。

逸れるように正面に回るとここは立教大学。

立教に理系の学部が有って、しかも原子力研究なんて。

横須賀市行政の軍事面側のちょっとおっかない施設がここにも普通に有ります。

 

さらに浜を離れ、横須賀市民病院横を抜け、

このトンネルをくぐると、

佐島漁港。

佐島ってタコが有名な漁港です。

 

佐島マリーナ。

写真枠に入りきらない大きなクルーザーがいっぱいなのに驚き。

とても1億じゃ買えなそうなクルーザーを持つ金持ちがまだ日本にもこんなにいるって驚きです。

 

こんな道を不安半分で上ります。

三浦市では個人宅敷地に塞がれその先の海岸に行けず、がっかり戻ることが多かったのですが、

横須賀市では通行止めと明記され境界柵も頑丈になる分、行こか戻ろかウロウロせずにすみます。

 

秋谷(アキヤ)海岸。

海水浴場か海岸か。

違いは一般人が海水浴しやすい砂浜かどうかで海水浴場になり、水質やトイレなどの施設面で違いが有ります。

 

立石海岸。

12mの立石や富士山景勝地。半透明の小石も濡れている間は凄く綺麗。

 

立石海岸の先は行けずあきらめ、

道路に上がってから、再度浜へ、

先は、確か長者が崎の駐車場から見える岩場のはずで長く険しかったはず。

疲れで岩場を落ちない自信もないので、かといってかなり浜を戻るのも嫌なので

自責でこんな梯子を登って、

道路を行くと、すぐ長者が崎前へ着きました。

でも疲れで予定を変更し、

バスで帰路につきました。

 

相模湾側を北に上る方が、東京湾側を南に下るより疲れるのは気のせいでしょうか。

風向きか、砂が深く重いのか、微傾斜が続いているからなのか、交差する人の多さかな。

 

⑰長者が崎から逗子まで。

前回の続きで、長者が崎バス停から始めます。

見慣れた長者が崎を、

この朱色の橋を渡って、

警官の多い葉山御用邸の裏を通って、一色海岸へ。

この辺りは高級別荘地の葉山。

小さな半農半漁村が、横須賀線ができ、御用邸が造営され、高級別荘地群に進化しました。


元高松宮家別邸だった近代美術館に寄って、お土産を買って、

再度、浜に降ります。

でもその先はテトラポット。

若かったら行っちゃうけど慎重に今回はあきらめ、

道に上がって、

ここをふと左折。

何気なしに曲がった道路なのに、凄いきれいな海にびっくり。

なにこの透明度。

離島かリゾートのような透明感です。

知らなかったなー。

カヌーやシュノーケルの人は居ましたし、海に面して新しい高級マンションが立ち並んでいましたから、知る人のみぞ知るエリアでしょう。

 

真名瀬(シンナセ)漁港。

漁業権が設定され、一般人は釣り禁止、動力船やSUPも侵入できないエリアです。

 

裕次郎灯台が見えだすと、別荘地からいわゆる湘南らしくなります。

裕次郎さんの碑がありました。

石原兄弟の一般庶民も行ける逗子湘南へのイメージ創りの功績は大きい。

 

名前は有るのか、こんな奇岩脇を通ると、

森戸大明神に到着。

頼朝のころの三島大社の分霊創建神社。

この辺りから女性観光客が増えだしますから縁結びでも有名なのでしょう。

 

森戸海岸。

遠浅な浜海岸です。

 

葉山マリーナが見え始めます。

マリーナってゴルフ場同様にプレーヤー以外の部外者は入れないものだと思ってましたが、

けっこう女性が単身で来てました。

同じ京急グループでも葉山マリーナと逗子マリーナでは、

葉山マリーナの方が特に夕暮れの絶景を武器に一般客にオープンしてる感じです。

 

そして鐙摺(アブズリ)港には、こんな碑が有ります。

ヨット発祥って、日本にここ以上適切な場所は無さそうだから誰も文句は言わないのかな。

近くに大学ヨット部の艇庫兼宿泊所が一杯ありました。

 

鐙摺で昼食。

煮魚定食にしてみました。

この定食が1500円は高いのか安いのか。

 

4月に再開した、なぎさ橋珈琲。

窓からの海と江の島と富士山と夕日の合わせ技、が売り物の喫茶店。

ここから先、江の島と富士山が一緒に見られる場所は、逗子でも鎌倉でも実は少ない。

 

逗子海岸。

いつも太陽の季節。

1年中、ヨットやウィンドサーフィンやSUPが海景色に一体化してます。

 

さて、これにて三浦半島うみへり周遊散歩は終了。

 

良く来るけどあまり知らない三浦半島。

どんな海岸や浜が有って、どんな風が吹いているのか。

それを自らの足で歩き目や肌で実感するため、やんわり計画し周遊散歩を実践してみました。

 

歩いてみて感じたのは、三浦半島は、

固い岩場や砂浜にかこまれ、

東京湾側は小刻みで小荒く、湘南側は静かな海波。

4-5月で風は優しかったですが、方向は一律ではなく地形次第で変化。

隆起険しかった半島誕生跡を思わせる凝灰岩の岩場や、浸食した砂岩泥岩が作った砂浜。

鎌倉時代からの残響。

ペリー開港から続く外圧への脅威、それによる港湾施設や軍需施設の多さ。

埋立地の多さ。

狭所に生きる工夫。

三浦市の砂地利用術の大根やキャベツやスイカ畑、手つかずの海岸や森。

そして葉山・逗子の集客吸引力。

 

3時間程度の2-3万歩散歩、17回で周遊できることも知りました。

 

観光立国を目指す日本。

リピートする海外からの旅行客も、新たな観光場所を探すでしょう。

一方、地元の農家さんや漁師さんは、よそ者に警戒感を持ちます。

地元の方々に理解してもらい、

未開自然商材や環境をどう残しどう活用するかは大きなポイントでしょう。