黒いスタンダードプードル

 

あの子がお空に旅立った夜は

大きなオレンジ色の三日月だっただろうか

 

月はふたりのために静かにこう言った

 

どうぞお掛けなさい

 

しばしふたりきり・・・

 

 

 

 

 

 

ママさまからプシュケと名付けられた

その瞬間から

 

彼女の生涯はバラ色に輝き続けたものとなりました。

 

その一生を閉じ

プシュケは魂の化身である

白い蝶に姿を変えて私を導きます。

 

こっちだよ

こっち こっち

 

そこには美しい紫色の長い葉に守られるように

3枚の花びらを持つ小さなピンク色の花が

凛々しく咲いていました。

 

この花をママさまに。

 

 

その花の名は

 

💜 パープルハート 💜

 

そして言うまでもない花言葉が返ってきました

 

 

「 優しい愛情 」「 変わらぬ愛 」 

 

 

ママさまもプシュケも高いステージの魂の持ち主です。

 

その意味は十分わかってはいるけれど・・・

 

でも やっぱり淋しい

 

と、プシュケの頬を

大粒の涙がつたうのでした。