今朝 デコと散歩をしていたら

 

後ろからフッと茶色い猫があらわれた

 

「 あっ、つくしちゃん・・・どうしたの?

ママに伝えたいことでもあるの? 」

 

「 ちがうよ。ママはすべてわかってくれている。だいじょうぶ。

つくしは《A》に会いに来たの。」

 

《A》はつくしの骨ばったカラダをそっと抱き上げ

デコのカートに載せた

 

陽のあたる道をちょっと散歩しようか、一緒に・・・

 

太陽の光はなんてあたたかいんだろう

気持ちがいいね

 

冬の空気はなんて澄んでいるんだろう

気持ちがいいね

 

 

つくしの・・・骨の位置までみえるカラダは美しかった

 

つくしの・・・骨を被う濃い茶色の毛はツヤツヤと光って美しかった

 

 

肉体とはこうして終わっていくんだな・・・と

なんとなく思った

 

その代わりに<魂>がどんどん光を増して

 

そして旅立っていくのを感じた

 

¡ A la luz !