違和感とは

なんとなくしっくりこないこと。

居心地の悪さを感じること。

なんかおかしいと思うこと。


それは自分の感覚に対して起こること。


違和感を感じるからといって、

違和感を与える

その何かが

誰にとっても

おかしい

怪しい

ヤバい

とは限らない。


だけど、自分にとっては

おかしいし、

怪しいし、

ヤバいと感じる。


だから、違和感を覚える。


違和感は

自分が正しいから起きるわけではない。


望む感覚との相違が引き起こす感覚。


どこかで僕たちはそれを理解していて、

違和感を覚えると

その違和感に対して抵抗しようとする。


まさか。

そんなことはない。

きっと気のせいだ。



違和感を感じるのも

違和感に対して抵抗したくなるのも


自分を守るため。


自覚なく無意識にそれは起こる。


受け入れたくない。

認めたくない。

好きじゃない。

見たくない。

聞きたくない。

食べたくない。

臭いたくない。

触りたくない。


五感で拒否。

五感で抵抗。


何に

どんなことに

誰に対して違和感を感じるのか。

その違和感にどのような抵抗が起きるのか。


反応から見えてくるのは

自分自身が抱く、望みや理想。


こう在りたい

そうあるべきという思いが強いほど

そう感じられないシーンに出くわすたびに

違和感を感じることになる。



違和感はできれば感じたくない。

だから違和感を感じると

違和感に対する抵抗がはじまる。


違和感に対する抵抗が

態度になり言葉になる。



しあわせでなければいけないという

強い思いがある人は

しあわせを感じられないシーンに出くわすと

違和感を覚え、

それでも私はしあわせだ!と

わざわざ口にすることになる。


真にしあわせな人は

わざわざしあわせであることを

口になどしないと考えている人は


しあわせをアピールする人に対して

違和感を覚え、

この人は嘘をついている!という

反応をしてしまう。



受け入れたくないものに対する抵抗。

好きじゃないものに対する抵抗。


否定的な態度が起きてしまうのは

違和感から自分を守るため。


自分自身の感覚を信じたい気持ちと

何がなんでも自分を守りたいという気持ちが

そうじゃないものに対して

違和感を生み、

その違和感を解消するために

僕たちは違和感に抵抗する。