和ごころ自営業ナビゲーターの齋藤利子です。
と言うより今日のブログは、なんの肩書きもない一歌舞伎ファンとして書きます。
私は、歌舞伎が大好きです。
特に中村勘三郎さんが大好きです。
勘三郎さんは、5年目の今日(12月5日)この世を去りました。
月日の経つのが早いのか遅いのか
それでも好むと好まざるとにかかわらず
誰のところにも平等に時は過ぎていきます。
今日シネマ歌舞伎「め組の喧嘩」を観てきました。
勘三郎さんの初役にして最後の演目となったものです。
いろいろな思いや光景が走馬灯のように流れてきました。
5年前のあの日から
ずっと、そしてこれからも埋まらない穴
最後のピースが見つからない
永遠に完成しないジグソーパズルを
心の奥底にもっているよう
私は勘三郎さんファンであると同時に
大変ありがたいことに
ご縁をいただき
スタッフとして海外公演のお手伝いをさせていただいたりと
本当に貴重な経験をさせていただきました。
このような人と
同じ時代に生きたこと
そして、その息吹を直に感じられたことが
大きな大きな宝物となっている
勘三郎さんは
「肩があるから型破り、型がなければ形無し」という言葉がお好きだった
そしてどこまでも人を楽しませるために
とことん精進・努力をする人だった。
世の流れが
「ホンモノ」だけが残っていく空気感を感じる今
自分の役割を見極め
地道に、誠実に、
でも時に大胆に
自分の人生を大切に生きていきたいものです。
自分なりの「カブク」人生をおくりたいものです。
機会があったら、「歌舞伎」を「勘三郎丈の芝居」を見てみてくださいませ。


