こんにちは照れ

 

軽井沢に行った時に上田まで足を延ばし、以前から行ってみたい(行かなければならない)と思っていた場所に行ってきました。

 

「無言館」をご存知でしょうか?

太平洋戦争などで志半ばで戦没した画学生たちの絵画や彫刻などの遺作、イーゼルなどの愛用品、書簡や写真を展示する「戦没画学生慰霊美術館」です。






無言館の建物は、シンプルなコンクリート造り。

正面には何もなく、一人ずつしか入れないような木製のドアが左右にあるだけ。

入場料金は出口で支払うしくみのため、受付やチケット売り場もありません。

ドアを入るとすぐに展示スペース。

館内は薄暗く、静まり返っています。

年配の方が多かったですが、一人で来ている若者もいました。

 

数多くの画家たちの作品が並び、画家の出身地・出身美術学校・戦死した場所・最後に享年が記されています。

多くの学生が10代20代でその貴重な才能を奪われてしまったことがわかります。

数字だけでも胸が締め付けられます。

 

無言館第二展示館「傷ついた画布のドーム」では、ドーム形の天井にまで画学生のデッサンや下絵が貼り込まれています。

 







「オリーブの読書館」では、たくさんの蔵書とともに、ここを訪れた人の感想ノートがありました。

色々な方々の思いがつまった感想ノートでした。

とても厳かな空間の中で、娘が時間をかけて感想ノートに記していました。

(絶対に見るなと言われ、とても気になる・・・)

 

メジャーな観光ガイドには掲載されていません。

一度、ぜひ訪問してほしい。

そして、誰かに伝えてほしい。

 

無言館を一歩外に出ると、美しいウグイスや知らない鳥のさえずりと新緑。

何だか不思議な感覚でした。


本日もご機嫌です飛び出すハート