骨盤骨折入院生活22日目にして
弱音吐きます。
おかげさまでリハビリは順調。
両松葉杖での移動がスムーズになり
全く動かなかった患側の右足も
少しずつ反応するようになり
自力でのシャワー入浴、
目標だった院内コンビニへのお出かけ(車椅子)が
許可されました。
痛みはまだありますが
手術直後は耐えられない痛みに
医療麻薬まで使っていたことを考えると
だいぶましにはなって
薬の服薬で上手くコントロールできるように
なってきています。
夜中10分置きにナースコールを連打する
寂しんぼおばあちゃんのお陰で
長く続いていたつらい睡眠不足も、
部屋移動が叶いようやく安眠できる環境に。
ご飯も完食傾向。
できることが一つずつ増えて
寝たきりだった10日間を考えると
夢のような生活です。
順風満帆!
とお伝えしたい。
けれど、
身体の方は不調が続いていて。
術後の調子が良くなくて。
予定ではそろそろと思っていた
転院の目処が立っていません。
ゴルフボール大に膨らんだ血腫が
あまりに苦しくて中に溜まった水と血を
局部麻酔の上、穿刺で抜いてもらったのですが
日を置かずしてまた出来てきてしまいました。
折れた骨盤をプレートとボルトで
固定するための手術をする為に
いじった筋や臓器への影響は
思ったよりも少なくないらしく
傷は治って来てはいても
こんな風に時間差で
新しい問題が出てきてしまい
回復に予想以上の
時間がかかっています。
想像以上に難しい手術だったのだなと
今更ながら思い知らされます。
太ももが麻痺してしまったり
血腫ができてしまったりしましたが
どれもこれも仕方がないこと。
ベストを尽くしてくれたドクターには
感謝しかありません。
ようやく明日は二箇所目の抜糸。
抜糸までもかなり時間がかかりました。
急性期の病院ではリハビリも45分/日と
制限がある上に、土日はお休みだから
できるだけ早く体を回復させて、
転院して十分なリハビリを受けたいところ。
なのですが、なかなか上手くいきません。
患側足への荷重開始は転院してから。
そこからが本当のリハビリなのに。
年末年始は転院先のリハビリ病院で過ごし
完全退院は多分1月終わり?2月??
長いな…
そして、術前に説明受けていたことですが
骨盤の寛骨臼骨折をやった私は
股関節変形症への高リスクを
負ってしまいました。
近い将来なのか遠い将来なのかは
わからないけれど、
そうなってしまったら
また手術をして人工股関節に
しなければなりません。
もうやりたくない(涙)
股関節を守る為には
長時間の立ち仕事と
重たいものを持つことは
御法度。
大好きな仕事は、立ち仕事。
大好きな趣味は、重い荷を背負った山登りやキャンプ。
どちらもずっと続けていきたいと
思っていたのに…
特に仕事は何ヶ月かかっても
復職する気満々だったのに。
股関節変形のリスクを背負ってでも
やれるところまでやるか
転職を視野に入れるか。
本当にどうしよう。
完治までが長すぎて、
先々のことも不安すぎて
身体にできた傷
その後にできてきた血腫
無くならない痛み
突然始まって
終わりの見えてこない
入院生活
日々心配と負担をかけている家族
色々なことを考えると
何だか少し気持ちが
疲れてしまいました。
経験上あまり悩みすぎ、思い詰めすぎは
うつを再発させるから、
あまり考えすぎないようにしないと。
大きな手術の後は
身体に起きた痛みと炎症への
心の防衛反応で
うつになりやすいという
話もあるから注意します。
焦っても仕方ないですしね。
でも、一日が本当に長くて長くて
考えないでいることが難しくて。
ぐるぐる考えちゃうし
しくしくしちゃう。
夜がね、また長くて。
21時消灯の6時起床。
遊び疲れた子どもならまだしも
自由に動けないから
疲れることができない。
処方された眠剤も
こうなると気休め程度ですが
それでも飲んで目をつむります。
少しずつでも
時が経っていくことを願いながら…
珍しく弱音吐いちゃいました。
15階の病室から見える今の虎ノ門。
気持ちを代弁してくれているかのような
突然の雷雨です。