今日が終わると卒業式のみ。

最後の登校日でいろいろな説明や
国試の答え合わせ。

うちの学校はまるで幼稚園児を扱うような
手厚い一面があり、国試当日も5人もの先生が
朝早く寒い中、現地で待っていて
キットカットにメッセージを1個1個手書き
した物を手渡され、送り出してくれました。

当日を迎えるまでの事前準備も
パワーポイントで当日の待ち合わせの
説明や願書も数人の先生や事務所の方達が
付き添いながらみんなで一緒に書きました。

卒試も学校とは別の会場で、国試と全く同じ
環境を作り、受験票、問題もフォントやサイズ、レイアウトなど全て同じにして、国試体験兼ねた卒試でした。

合格祈願も先生達がお参りに行き、お札や鉛筆をもらって帰ってきて手渡されました。
それ以外にもそこまでするんだ?と
思うことは多々あったなあ。
学費に関しては平均的な額だったと思いますが、同じお金を払うなら、ここまで手厚くしてくれると有難いかなと、うちの学校はフレンドリーな雰囲気で、この学校で良かったなあと思えます。
そう思うと今日は名残りおしい気持ちで
ダラダラと教室でみんなと話し込んで
しまいました。

国試の問題は当日に先生が回収していたので
昨夜に学校で先生方々が答え合わせしてくれた国試の成績表をもらいました。

昨夜は今回の国試は難しいと
ブログに書きましたが、
1日経って落ち着いて振り返ると
答えは習ってきたことなんですが、
問題の表現が惑わすような言い回しなので
落ち着いて日本語を噛み砕く必要がある
問題の出され方だったと思います。

当日の速報の答えの自己採点は120点以上
だったはずが、学校でもらった採点は
120点切って点数が下がりました。
それは不適切問題や、複数回答となる問題を
加点していないからだそう。

例えばですね、
脈中を行き、血を巡らすのはどれか?
1元気 2宗気 3営気 4衛気

速報の答えはどれも 3営気 でした。

しかし、うちの学校は中医を得意としている
せいか、この問題は議論をなされ、
うちの学校では、答えは 2宗気です。

脈中は営気も関係します。
慌ててると営気と書いちゃいます。
しかし、問題は何を問いただしているかを
冷静に考えると、血を巡らすのはどれか
なんですよね。
血を巡らすのは推動作用です。
そしたら推動作用は宗気が押し出す力。
財団の答えは何になるのでしょうね?

そのような、ちょっとした表現で
少しひっかかり惑わす問題が
今までの国試より多く感じ、
日本語をしっかり読解することが
大事な国試だったように思います。

うちのクラスには天才肌の人が数人いますが
その中でも外人の子がいて、その子は
神の域の頭脳でここに入学する為に
半年で日本語をマスターして
教科書も日本語のを読んで勉強していました。
解剖とかは難しい漢字もたくさん出てくるのにちゃんと理解して、日本人の私達に
教えてくれる程でいつも成績は1番。
その子は今回の癖のある国試でも155点。
優秀なのでうちの学校から表彰され、
次のステップとして教職員の学校の学費を
全てみてもらえることになったんだとか。
できる子は違いますね。

クラスメイトにも恵まれ
無縁だった超高学歴の人とも話せたり
個性にとんだメンバーと過ごせて
この歳でらもう1度学生生活を送れるなんて
幸せだったかな。


卒業式が過ぎれば、
もう、この学校ともお別れ。
長かったような早かったような3年間でした照れ