さあ〜、鍼灸国試まで残る所、後1週間
追い込みのはずが…
先に学校の卒業試験があったものだから
出し切った感からか、モチベーション下がってます。

国試対策として定期的にあった模擬試験は
かなり意地悪な問題にしてあり、あえて

国試の過去問が簡単に思わせるような

仕上がりになっていて、

お陰様でかなり鍛えてられました。

私達のクラスは学校創業以来、

一番成績の良い珍しいクラスだったようで、

その難題の模擬試験の平均点は高く、

学校側も後半になるにつれて、

更に難易度を上げて作成したそうです。

まあ、うちのクラスは40人ほどで
弁護士さんや医師、柔道整復師、カイロなどなど

賢い人が多くその方々が平均点を上げていたのではないでしょうか。


野球選手を引退した方や武道の先生やデザイナーや青年実業家もいたりして、なかなか面白い人達の集まりでした。
そんな中、私も必死で食らいつて頑張りましたよ。

西洋医学系の座学は医師が教職員だったせいか、なかなかレベルが高い内容で、新人の先生が就任してびっくりしたと話してくれました。
国試はもっとシンプルやからここの模擬みたいなくどい問題じゃないから大丈夫とまで。

うちの学校は中医に力を入れてる学校なので、

西洋医学系がそうだとは思いも寄らなかったわあ。


経絡経穴は1年生からかなりスパルタに仕込まれたので、みんな126個ある要穴に関しては
教科書通りの内容は口で全て言ってから刺せます。


例えば「列欠」


手太陰肺経の絡穴です。
四総穴で頭頂に収むる
任脈の八脈交会穴です。
前腕の橈側 長母指外転筋と短母指伸筋の間
手関節掌側横紋の上方1寸5分です


1つの要穴をここまで全て述べてから、鍼を打ちます。
1穴1穴全てこのようなことを述べて刺す。
この暗記がどれほど地獄だったか。
126もあるので、1年生の時の初めての
ハードルでした。


要穴以外の経穴ももちろんここまでではないけど、マークシートでの選択レベルの暗記はしてます。


てもやればできるものですね。
自分でもこの歳でやれたことがびっくりです。


そのおかげで、経絡経穴の試験はクラスの平均点98点、そこまでやれば点が取れるわと納得です。


中医に力を入れてるうちの学校は、

東洋医学概論、東洋医学臨床論も

国試から出る教科書は一切使わないので

買っていません。
もっとマニアックな内容の教科書を買わされ、私は治療院での中医臨床には大変役に立ちました。

なので、臨床向きの教科書かも。

中国鍼も最初は怖くて、慣れるまで時間がかかった。

でも不思議なもので、慣れてくると

和鍼で鍼管を使うよりも、鍼管無しで

中医鍼でそのまま刺す方がめんどくないとか思う自分がいたりして(笑)


中医の実技授業ではいろんな三鍼も刺して

中国からの先生に教えて頂いたので

向こうの治療の仕方を見せて頂いた時には、

100本ほどの鍼を田植えのように刺し

かなり驚かされました。


また危険な経穴を刺す経験もさせて頂き

貴重な体験で今後この経穴に刺す経験は

ないかもしれません。
晴明、欠盆、膏肓 扶突 などいろいろ。

先生は普通に刺せるので、生徒1人1人に側で

指導して下さり、晴明は響く得気を感じとこまで刺し、ドキドキして手が震え吐きそうになるほど緊張しました。

なんて、もうすぐ卒業だなあと思うと、

なんとなく振り返ってしまう。

はあー、国試はケアレスミスだけは避けたい。
落ち着くのみ。
もう勉強は忘れない程度に暗記を維持するのみで徹底します。
体調だけは崩したくない。
程々に頑張るぞ。