フランス南東部で起きたドイツ旅客機墜落に関して、昨夜あたりから副操縦士が故意に墜落させたのではないかというニュースが出てきています。
真相が全くわからない状態で今回の事故(故意であれば事件なのでしょうか)について判断はできませんが、機長や副操縦士が実行しようと思えば、防ぐことは困難であろうことは想像できます。
ニュースでは、
テロの可能性はない
訓練期間が一時中断された
体調を崩していた
うつ病の治療中だった
などの情報が流されています。ここから何かのストーリーを導き出すのはマスコミにお任せするとして、
ハイジャックなどではなく、正規の機長や副操縦士が故意に機体を害そうと決心したとき防ぐ方法があるかと、そのような決心を予測可能かどうかだと思います。
ここで2014年11月にニュースになったドイツ北部における看護師と不審死の事件です。180人以上の患者について捜査が行われ、容疑者は「退屈しのぎであった」と自供し、2月末に地裁で終身刑を言い渡されたと伝えられています。看護師はもちろん、医師の場合でも全く同様に故意に健康を害そうと決心すればそれを防ぐのは困難でしょう。
なぜそのようなシステムがこれまで運用できていたかといえば、
個人の倫理観であったり、職業的な使命感であったり、そんなことをしても何の得にもならないと考えられたからかもしれません。
しかし、価値観の多様化であったり、判断力を低下させる疾患の増加であったり、アルコールや薬物の影響であったりと性善説では対応しきれなくなっている可能性はあります。
長距離バスやトラックの運転手の飲酒や居眠りの対策が必要なように、プロ意識と職人技に対する信頼だけでは守れない部分もあるように思われます。
例えば今回の航空会社ではどのようなチェック体制がとられていたのか、他の航空会社はどうか、他の業界ではどうなっているのか。雇い入れの時、定期的なチェック体制など。
100%は無理だとしても、安全性を高め、サービスの質を向上させるために
人の振り見て我が振り直せが重要でしょう。
