命が歌で蘇る経験をもち
音楽で心育む活動25年
音楽表現家・歌手の秋山千鶴。
11月1日は父の命日、
そして母は2日が月命日
両親を想い
先日「栄冠は君に輝く」を歌ってみました。
それは、朝ドラ「エール」で
山崎育三郎さんが歌う
この歌を聴き感銘を受け。
今は亡き両親と共に、
高校野球をテレビ観戦した
遠い記憶を想い出したからです。
不思議!
今まで意識した事なかったのに
歌で、このようにあの時の両親の顔が甦る。
合わせて、この歌の作詞者を調べてみました。
◆加賀大介(かが・だいすけ)1914年(大3)10月1日生。
短歌会などを主宰し、文筆活動に専念。
48年に「栄冠は君に輝く」作詞入選。
73年にがんで他界。
大介は草野球に熱中し、
はだしで運動場を走り回る活発な少年。
だが16歳のとき、夢を奪われた。
試合中、足先のケガがもとで骨髄炎に。
道子夫人は夫から聞いた話を明かす。
「野球は早慶戦を欠かさず
ラジオで聞いていて。
手術のときもラジオを入れてほしいと」。
実況を聞きながら右足の膝下を切断。
グラウンドに立てなくなった大介は
文学に打ち込む。
石川・能美市の自宅前に小学校があり
時々、運動場に行って小学生が野球をしているのを見ていた。
大介の心が躍ったのは、33歳の6月
「夏の甲子園」大会歌の募集を知り応募。
『栄冠は君に輝く』の題目は、
前々から温めていたものだったそうだ。
娘さんの言葉もありました。
「歌は父のメッセージ、
生前のポリシーだと思う。
母はよく言いますが、勝者ではなく、
スポーツの勝ち負けでもなく、
父の人生を振り返っても、
自分の夢や努力してもかなわなかった
人に対してのエール。
正面から『頑張れ』ではなく、
その人の肩を押してくれる歌です」
『栄冠は君に輝く』の歌から両親を想い出し
作詞者の想いを知り
心にエールを頂いた私でした。
最後迄お読み頂き、ありがとうございました!
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