最近は、フィギュアスケート(特に町田樹選手)について書いています。
また、ブログネタや、日々の出来事についてもたくさん書いています。
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産経ニュースの記事です(^_^)☆
【スポーツウォッチ】若い女性を虜にする町田樹の魅力、独特の世界観 世界選手権2位「最高傑作をお届けできた」
「たつき~」「まっち~」「たっき~」。3月末にさいたまスーパアリーナで行われたフィギュアスケートの世界選手権最終日のエキシビションで、銀メダリスト、町田樹(関大)がリンクの中央に立つと、黄色い声援が飛び交った。情緒たっぷりの演技に、独特の世界観を語る24歳に魅了されるファンは急増中。かく言う筆者も、“虜”になった1人だ。
町田は氷上を「舞台」と表現し、プログラムを「芸術作品」として滑る。特に、今季のショートプログラム(SP)「エデンの東」は、米国のノーベル賞作家ジョン・スタインベックの原作を精読し、理解した世界観を体に宿した「最高傑作」と自負してきた。それを、今季最後の舞台で完璧に演じ切った。
冒頭の4回転-3回転の2連続ジャンプを決めると、続く3回転半も滑らかに着氷。ソチ五輪では2回転とミスしたルッツも3回転で決め、出来栄え点の加点を全てのジャンプ、スピン、ステップで引き出した。
自己ベストを7.03点更新し、世界歴代3位に食い込む会心の舞。メロディーが止まると、大歓声の中で、静かに目を閉じ、ひざまづくポーズをいつもより長めに決めた。派手な喜びを見せなかったのは「氷上にいる間十、作品として届けたかった。ガッツポーズはいらないと判断したから」だという。
演技後、報道陣に囲まれ「町田樹の最高傑作の作品を、最高傑作の形でお届けできた」と自画自賛した第一声に、思わず深くうなずいた。
フリー「火の鳥」も力強く、華麗だった。五輪王者、羽生結弦(ANA)に逆転されたものの、その差わずか0.33点で手にした銀メダル。
1年前は、ソチ五輪代表争いをしていた日本の有力選手の中で、遠い位置にいる“第6の男”だった。世界でも目を見張る大躍進の裏には、「最初で最後の五輪」と位置づけたソチへの思いの強さがあった。加えて、完璧な世界を描けなかったソチ五輪5位への悔しさ。「火に油を注いだくらいのモチベーションの高まり」があったといい、わずか1カ月で心身を進化させた。
長く充実した五輪シーズンを終え、自身へのご褒美を尋ねれば「氷の真ん中から見た皆さんの賛美で十分幸せ」と、最後まで舞台役者の魂。
だからエキシビションやアイスショーに対する思いも強い。「競技では余計なプレッシャーや緊張で、表現に自分の力の100%を注げないこともある。4月からのアイスショーは、僕の神髄をお見せできるのではないか」と、さらにファンが熱狂しそうな言葉が続いた。
そして、早くも来季へ向けて闘志満々だ。2014~15シーズンから男女シングルとペアでもボーカル入りの曲が使用可能となる。「ルールを巧みに利用し、今までにない作品をつくることが僕のテーマ。構想は進んでいる」と語り、「直感的に今の僕を超えています」とにやり。楽しみだ。(青山綾里)