9月に入り、排泄も出来るようになったし、そろそろ外出してみないかと旦那から提案されました。
外出なんて…どうなるんだろう?
嬉しい気持ちより不安の方がはるかに大きかったです。
旦那が豆カレーさんと話してくれて外出することが決まりました。
それと同時に外出に向けての準備も始まりました。
まず、足のリハビリでは、ツンデレ美人さんから旦那の車の車種を聞かれました。
まだ基本、車椅子だった私は、車に乗るときに立たせてもらって立ったら抱えてもらって助手席のシートに乗せてもらわないといけませんでした。
そのため、地面から助手席までの高さを調べないといけませんでした。
車種を伝えると
「えっ⁉️ワンボックスか~
セダンタイプじゃないのね。そうなると結構(高さが)高いかもね」

と言われました。
今まで普通の生活をしていたときの感覚しかなかったので、これがそんなに大変なことだとはその時はわかりませんでした。
まず、ネットで旦那の車種の図面を出してもらい、地面から助手席のシートまでの高さを調べてもらいました。そして、リハビリ室にある高さの違う台の中から一番高さのある20㎝のものを使うことになりました。
一体どんなふうにするんだろう?
自分がどんなふうに車に乗れないかも、どんなふうに乗るのかも想像もつきませんでした。
その一方で、ツンデレ美人さんはてきぱきと準備をしてくれました。
ツンデレ美人さんから車に乗り降りする大まかの流れを説明されました。
①まず、ドアを開けてもらって車椅子で助手席の間近まで行く。
②乗るときに足をつく辺りに20㎝の台を置いてもらう。
③台の上に足だけのせる
④その上に立たせてもらう
⑤そのまま助手席に抱えて乗せてもらう
でした。
そして足のリハビリのツンデレ美人さんと手のリハビリのモンブランさんで当日、リハビリ室の20㎝の台を借りることの手続きをしてくれました。
その他に、私は当日絶対に持っていきたいものがありました。
それは介護用のお箸でした。
この頃の私はスプーンと併用でようやくお箸も使うようになっていました。
といっても、普通のお箸はまだまだ使えず、ピンセットのような形の介護用のお箸をリハビリ室から借りていました。
ピンセットの形なので挟むだけですが、すごくやりやすかったのと、自分もお箸で食べているという満足感がありました。
これを忘れてしまうと食べられなくなってしまうと思い、モンブランさんにお箸も貸し出しの許可をお願いしました。