喉にはまだスピーチカニューレが入っていました。
真ん中の蓋がぺこぺこ動くことで声が出るのですが、だんだんその蓋がうまく動かないときが出てきました。
そういうときは、もちろん声が出にくいので、担当の看護師さんに伝えて見てもらうと、なんとその蓋が少し曲がっていたのです。
薄い金属のような素材でできているその蓋がどうして曲がってしまったかというと、私の呼吸が強くなってきたから。
担当の看護師さんは、とても喜んでくれて、メタル先生に
「先生、ちびまんじゅうさん、吐く息が強くてカニューレの蓋が曲がっちゃうんですよ」
と伝えてくれました。
最初、スピーチカニューレは一週間くらいつけて様子を見るということでしたが、それよりは少し長めにつけていました。
そしていよいよスピーチカニューレも取りましょうということになりました。