表情筋の収縮が出てきて、両手の関節の筋収縮も出てきて、左眼球の運動制限もなくなり、四肢の感覚も改善傾向になってきた、5月に入ったある日
旦那と会話していて
旦那(内心) なんか今日は会話が噛み合わないな…
そんなふうに思っていたそうです。
その次の日、私は、せん妄という状態になりました。
私はずっと怖い夢を見ていて、次から次へと夢が続いていく、ICUにいたときに、ずっと夢を見ていたのと少し似ているような感じでした。
看護師さんが来て、血圧などを計っても夢と現実がごっちゃになっているので、にらみつけたりしていて、どうしたの?大丈夫?と聞かれても、にらみつける

看護師さん 「私、今日ちびまんじゅうさんのことがすごく心配…何か私、気分悪くなるような
やり方とかしちゃったかな?吸引の仕方とかが痛かったりした何か嫌なこと
あった」
すごく気にしてくれて、今思うと本当にごめんなさい
です

そこに旦那が面会に来て、
看護師さん 「ああ、旦那さん来た、よかった
今日、なんか、ちびまんじゅうさん元気がない

んですよ
何言っても答えてくれないし」

私はとても怖い夢の中にいて、夢中で対処したり必死で逃げようとしていると、時々、旦那の顔が出てきたり、声が聞こえてきました。
旦那 「おい、俺のことわかるか?俺は誰だ?」
私 「◯◯(旦那の名前)」
夢を見ているときに何度もそういうことがあって私は、「旦那どうしたんだろう?ちょっとおかしい、もうろうとしてるかも?」
…





おかしかったのは私でした

てっきり寝ていると思っていましたが、ずっと目を開けていて天井を見て、ひたすらぱくぱくと口を開けてしゃべっていたそうです。
口からは大量の泡が出ていて…
看護師さん 「先生呼んできますね、」
旦那 何かに取りつかれたようになっている私に恐怖を感じ、看護師さんに付いていこうとす
る
看護師さん 「ああ、旦那さんはここにいて大丈夫ですよ」
旦那 「いえ、怖いんで連れていってください
」


旦那 看護師さんに付いて行く
ここらへんまでの記憶はありました。
それからどれくらいで先生が来たのかは覚えていませんが、旦那によると先生は私の様子を見てすぐに
「ああ、せん妄ですね」
夜間に眠れていなかったことや、長い間、体を動かせなかったり、同じ環境にいるストレスなどが原因になっているのかもしれない、そんな感じの説明があったそうです。
そのストレスはすぐには改善できないじゃないか…どうすりゃいいんだ?
旦那はそう思ったそうです。
治療としては睡眠薬で一度眠らせて脳をリセットするというものだったそうです。
せん妄になってから3日目、私の意識レベルは改善されました。
夜昼問わず、ずっと目を開いたままぶつぶつと話していた私の目は充血して真っ赤になっていたそうです。