今日は、仕事中に頭痛がひどく、鎮痛剤ももっていなかったので、買ってもよかったのですが、ばあちゃんちにもらいに行きました。


薬を飲んで、「少しそこに横になっていきな」と言われて茶の間に仰向けに横になっていました。


頭は痛かったけど、少し横になっていると、ばあちゃんちの匂いがしました。


昔からの変わらない家の匂い。小さいころ私がばあちゃんちに泊まったりしていたころからまったく変わらない匂いでした。


ばあちゃんちには毎日のように様子を見に来たりしているけれど、なんかこの匂いに気が付いたのは久しぶりでした。


気が付くと、昔に比べて家やアパートが建ったりと少し景色は変わったものの、変わらず近所の公園から聞こえてくる子供たちの声、声をかけあう近所の人たち、なんだかとても懐かしくなりました。


おととしじいちゃんが亡くなり、去年にはばあちゃんの息子の叔父が亡くなりました。

2年連続で悲しいことがあり、お嫁さんはいるのですが、ばあちゃんのことが心配で仕事の合間を見て私や母、父が時々様子を見に行っています。


今年はばあちゃんちの内孫であるいとこが結婚したこともあり、少し元気になったばあちゃん。

それでも寂しさや辛さと戦っているのが伝わってきます。


「お昼でも食べに行かないかい?」


と前よりもたくさん誘ってくれるのもきっといろいろな思いと戦っているから。前を向いて行こうとしているからだと思います。



ばあちゃんちの匂いをかいで横になっていたらいろいろなことを思い出しました。


小さいころはばあちゃんちでも自分の家でも、じいちゃん、ばあちゃん、両親、兄弟、みんなで夕ご飯を食べたりお茶を飲んで笑いあったりしていたこと。


お正月やお盆休みには家族がみんな集まりわいわいと楽しかったこと。


その時にはそんなに大事な時間とは感じなかったけれどとても大切な思い出になっています。



今日はばあちゃんちでなんだかしんみりとそんなことを考えてしまいました。


ばあちゃんにはもっともっと長生きしてほしいです。