ハイドンコア inサントリーホール〈Aプロ〉 2018 | Boys be ambitious2

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少年よ大志を抱け

遅くなりましたがウィーン少年合唱団ハイドンコア・サントリーホール公演のレポ、ちょっと詳しく書いておこうと思います!

 

※今回からソリスト・演出などのネタバレありますのでご注意ください。ソリストは少し間違っているかもしれません;;

 

 

 

2年ぶりとなるサントリーホール公演。やはりゴールデンウィークはこのホールで聴くのが自分にとってしっくりきます♪

ホールの外では2年前と同じく「木とあそぼう森をかんがえようプロジェクト」が開催されており、親子連れで賑わっていました。

 

 

 

まもなく開演です

 

(京都公演のプログラムより)

 

 

 

兵庫・京都公演はBプロだったので、ようやくのAプロ!今年はAプロがとても少ないので、より貴重なコンサートです。

 

 

開演時間少し過ぎると、後ろから歌声が聴こえてきました。客席後方の扉から2列に分かれて登場。

運良く通路側だった自分は真横を通りすぎる天使たちの歌声に緊張と興奮が止まりません。続くケルルやハスラーの曲もしっとりと味わい深いメロディで、4曲目、フックスの曲から鈴木優人さんによるパイプオルガンが加わりました。

なかなか歌声とタイミングを合わせるのが難しかったようですがパイプオルガンの演奏をバックにウィーン少年合唱団の歌声を聴けるという経験は初めてで、あたかも教会で聴いているような神聖な空気を感じました。毎年思うのですが、ぜひウィーン少年合唱団も東京カテドラル聖マリア大聖堂でも歌ってほしいですね☆

 

 

フックスのSalve Regina、検索してもなかなか動画が出てきません。初めて聴いたのですが「これぞバロック音楽!」と叫びたくなるほど大変豪華で聴き応えのある曲。演奏時間も7分くらいあったのではないでしょうか。

前に出て歌ったのは左側ソプラノがヤノシュ君、シモン君、モーリッツ君の3人、右側アルトがヤン君、ガブリエル君、リシャン君、コウダイ君だったと思います。

ソプラノとアルトの掛け合いがなんとも美しく、ずっと聴いていても飽きない素敵なハーモニーに早くも涙がこぼれてきました。涙は次のアニマ・ノストラまでとっておこうと思っていたんですけどね。

 

ハイドンのAnima Nostra。大好きな曲で来日前からこの曲が聴けるのを一番の楽しみにしていました。

トリオはウィーンでの日本ツアープレ公演で歌っていた映像と同じくモーリッツ君、ヤン君、コウダイ君。

素敵な三重唱に合唱が重なり、高らかに歌い上げます。ヤン君とコウダイ君は声変わり中でファルセットで歌っていますが高音までとてもよく声が出ていますね。

 

シューベルトの「ます」、モーリッツ君の完全ソロ曲です。細身の体型からは想像できないほど声量があり、高音から低い音まで自由自在。声が安定していて、そのままCD化した方がいいのではと思うほど素晴らしい歌声です。この頃トップソリストという呼び方はあまり良くないような気がしているので、ここではスーパーソリストと呼びましょうか!

実は彼は入団当初から気になっていた子でソロも上手だろうな~とは思っていたのですが、まさかこれほどとは…。本当に立派なソリストに成長してくれていて感激しまくりです(T-T)

 

 

「慈悲、許し、内なる平和」はアニマ・ノストラと同様に2013年のモーツァルトコアも歌ってくれた曲。ヴィルト先生が作曲された曲は1回聴くだけではなかなか理解しにくい部分がありつつも、何回か聴いているとその音運びがおもしろく感じてきます。そしておそらくウィーン少年合唱団のために作曲されていますからね。様々なテクニックを必要とするこの曲はウィーンらしいかは別問題として、彼らの実力を発揮できる曲だと思います。

ソリストはモーリッツ君、ヤン君、リシャン君

 

 

「山賊のギャロップ」「トリッチトラッチポルカ」はメロディが早く、みんな歌うのが楽しそう。躍動感あふれる歌い方と言えばガブリエル君。でもその後ろで歌っているバスティアン君もかなり一生懸命な歌い方ですね。アーロン君は歌っているときによく腕が動いてしまうので、歩いているように見えちゃうときがあります(笑)1人1人歌い方が違うのもウィーン少年合唱団のおもしろいところ^^

 

 

 

 

続いて第二部は動物にちなんだ曲ということでちょっと子供っぽいプログラムかな?と思いきや、さすがウィーン少年合唱団!クラシックの名曲から民謡、アニメソングまで幅広い選曲、そしていろいろな言語で歌ってくれたので聴いていて楽しかったです。

 

 

まずはお馴染みのトトロ。以前モーツァルトコアが歌ってくれたときはジブリメドレーでショートバージョンでしたけど今回はフル♪改めて聴くと子供が歌うにふさわしい、とても良い曲ですね。

 

 

「コンドルは飛んでいく」ソロはヤン君で途中からコウダイ君も参加します。

ヤン君のアルトヴォイスは哀愁があり、この曲の雰囲気にぴったり。

 

 

中国民謡「ひばり」

モーリッツ君、コウダイ君、リシャン君が前に出て歌います。ウィーン少年合唱団が歌う日本の歌には独特の味わいがあるように、彼らが歌う中国民謡にも独特の良さがあって大好きです。異文化が混じりあって奏でられる音に、どこか暖かさを感じます。

 

 

「ほたるこい」は団員たちが3ヶ所に分かれて歌いました。

 

 

メンデルスゾーン「ぼつぼつ模様の舌が二つのお蛇さん」、タイトルだけでは???でしたが聴いてみたらこの曲かー!と^^昔のウィーン少のCDに収録されていて、愉快で楽しい曲です。

 

 

この曲ですね♪

 

 

ブリテンの「エイ・オー」は4年前のハイドンコアも歌っていました。自分もなんだかんだで知っている曲が増えてきているようで嬉しい♪曲のタイトルまではなかなか覚えられないんですけどね…。

 

 

「町から猫を連れてきた」と言えばシューベルトコアが日本公演で披露した曲(=゚ω゚=)ハリー君のソロが懐かしいですね。ハイドンコアでは一番小さいレオ君が可愛らしいソロを歌いました。

 

 

にゃんこソングと言えばこの曲「猫の二重唱」

シモン君とシュテファン君のデュエット。2人とも安定した声で息もぴったり☆特にシュテファン君は演技力もすごい!

 

オーストリア民謡「カッコウ」。ファンクラブの集いでも歌った曲。集いのときは普通の合唱スタイルでしたが公演では8人が民族衣装レダーホーゼンを着て、みんなで歌って踊って、とても賑やかでした^^

 

この8人ですね↓

(ウィーン少年合唱団・公式Facebookより)

 

 

今年はBプロにヨーデルが無く民族衣装は諦めかけていたのですが、Aプロでやってくれるとは!しかも毎年民族衣装は5人くらいだったのに今年は多いですね♪

 

 

最後は「ウィーンの森の物語」ウィーン少年合唱団らしい滑らかなハーモニーで締めくくりました。

 

 

アンコール曲は「花は咲く」と「美しく青きドナウ」

 

花は咲く、今年はプログラムには入っていませんが多分アンコールで歌ってくれるかなと期待していました♪まだ歌詞があやふやな部分がありつつも、日本語のイントネーションはとても上手でしっとりと聴かせてくれます。

「美しく青きドナウ」途中のデュエットはコウダイ君とシュテファン君だったかな?

 

 

今年のハイドンコアも素晴らしい歌声でソロやデュエットも充実しています♪演出も楽しい♪

 

サントリーホール公演〈Bプロ〉のレポも近いうちに書きたいです!

 

 

あと前回の記事、コンサート直前に急いで書いてて文章が少なかったので少し追記しました↓

『ウィーン少年合唱団ハイドンコア・ファンクラブの集い2018』

https://ameblo.jp/gojurasu50/entry-12373362478.html

 

集いのときのお見送り動画だけアップしたので、よかったらご覧ください(*^^*)

 

 

 

この日はコンサートのあとに集いで団員たちも大変だったと思います。お疲れ様、そして素敵な時間をありがとう!