今回の一般質問は、「教員の働き方改革」「子どものSNSトラブル」「サンポートエリアの開発」についてです。(9月11日)

教員の働き方改革についての質問は、現場の声をいくつも集めて、教育委員会と話を詰めて、書きました。(以下一部抜粋)

1 教員の働き方改革

教員が勤務時間外に仕事をしている時間を削減する取り組みについてですが、教員の仕事は、国からの要請課題で、仕事が年々、増加しているとお聞きしています。近年でしたら、英語活動やプログラミングなど、グローバルスタンダードに合わせた学習が取り入れられ、それ以外にも、保護者対応や教師の仕事以外の業務など、教員の仕事は、増え続けている現実があります。私が小学校の現場で働いていた時も、仕事は増えることはあっても、減ることがないと、現場の教員から聞いていました。一つ仕事が増えたら、一つ減らす努力が必要だと考えます。また、仕事量を減らすに当たって、できるだけ子どもの学びに影響のない形で減らしていただくことも合わせて要望します。

 

①教育の現場では、どうしてもベテランの先生に頼ってしまって、仕事が集中することが多々あります。先生の仕事が、できるだけ、偏らないようにする必要があります。仕事に偏りがある場合、学校現場で、それをどのように支援をしていくか、考えをお聞かせください。

 

②学級担任でも、受け持ちの授業を週25時間程度持っているという状況があるとお聞きしています。先生の持ち授業が多いと、教材研究や課題解決のための時間が、業後にまわり、精神的、体力的に余裕がなくなる状況に追い込まれます。先生の受け持ちの時間は18時間―20時間程度が適当ではないかという意見があります。先生の授業受け持ち時間を減らして、課題解決のための時間に充てる考えはありますか?

 

③通知表の教員のコメント欄を減らす、授業研究のあり方を見直す等、負担軽減の方策ご検討いただけますでしょうか。

 

2 子どものSNSトラブル

子供が、S N Sで、知らない人とやり取りしている、ユーチューブで、他の子どもの画像を勝手にあげている。ライン上でいじめが発生する、自分の顔は加工されているとはいえ、地域や、自分の家がティックトック等、S N S上に映り込んでいるなどの相談が寄せられています。さらに、これからは生成A Iとの付き合い方も、課題になってきています。思春期の子供は親が言ってもなかなか言うことを聞かないのが現状です。トラブル回避を含めた情報モラル教育を、保護者と子供を対象に、何度も繰り返し、伝える必要があると考えます。親が家庭でコントロールするべきなのは、わかりますが、教育委員会として啓発活動等取り組みをされていることがあれば教えてください、また、今後の展望について、お聞かせください。

 

 

3 サンポートエリア開発について

サンポートエリアのアリーナ開設等に向けて大勢の人が移動することを想定した動線について質問させていただきます。2025年には、大阪・関西万博、瀬戸内芸術祭の開催に合わせ、サンポートエリアではJ R高松駅ビル、徳島文理大学のキャンパス建設、県立アリーナ、外資系ホテルなどが整備されるとお聞きしています。

サンポートエリアは、北側と東側の2面が海で、南側にJ R線が通り、アクセスする道路が限られていて、閉鎖的な空間となっています。ここに多くの集客をする場合、車や人の動線を十分に考慮しなければ、大渋滞、もしくは、事故につながる恐れがあります。また、この付近の道路は、普段から、小豆島行きなどの港へのアクセスや近隣住民の生活道路となっています。サンポートエリアへ続く道は、今でも、通勤ラッシュ時等に、交通渋滞します。

①サンポートエリアにおける今後の交通渋滞対策についてお聞かせください。

 

②現在の道路の一部を歩道とするプロムナード化については、歩行者にとっては、便利かもしれませんが、サンポートエリア付近の車の動線が悪くなると危惧します。動線が悪くなると、渋滞がひどくなる、もしくは、人が集まりにくくなる傾向があると考えます。プロムナード化の検討に際し、自動車の円滑な移動を確保する考えについてお聞かせください。

 

③高松市は、車社会で、サンポートエリアに車でアクセスする方が多いと思いますが、サンポート高松地下駐車場および、その近隣に何台駐車できますか。また、2025年に向けてサンポートエリア、もしくは、その付近に駐車場を増設する考えについてお聞かせください。

 

競輪場の余剰駐車場をサンポートエリアの駐車場にする考えはありますか。

 

次に、公共交通機関でのアクセスを積極的に呼びかける場合についてお聞きします。「車社会からの転換」を図るため、既存の鉄道やバスなどを使って、サンポートエリアにアクセスすることを推奨する意向だとお聞きしています。それも一つの方策だと考えます。ただ、公共交通機関で来ていただく場合、高松市には、鉄道沿線やバス停留所付近に住んでいない方も多くいらっしゃるので、その配慮が必要であると考えます。

 

サンポートエリアに向かう沿線の駅の付近に駐車場を設置しパークアンドライドを促進する考えはあるかお聞かせください。

災害時の対応ですが、地震等災害が起きた場合、サンポートエリアは埋め立て地のため、エリア一体の液状化等が懸念されます。災害時の避難はどのようにするのかお聞かせください。

 

以上、「人がつどい未来に躍動する世界都市・高松」にしていくためにも、サンポートエリアの開発が交通インフラと合わせて成功することを願っての質問とさせていただきました。