こんにちは五條です。昨年は暮まで忙しい年でした。
でも、このお正月にたっぷり睡眠が取れて爽やかです。
この時間を使いまして昨年12/2に初めて参加させていただきました
名東生涯学習センター(名古屋市名東区)での「<なごや学>尾張なごやの見どころ芸どころ講座」での講演内容を掲載させていただきたいと思います。
この講座はとても楽しくお話しさせていただきました。
少し割愛してありますが、ここに載せてみました。

私の踊りへの、勝手な思いのおしゃべりをいくつかに分けて掲載させていただきます。

タイトルは
「現代(いま)に生きる日本舞踊の世界 ~なごやに<創作と古典>の息吹を~」
となります。

現代(いま)に生きる日本舞踊の世界
 ~なごやに<創作と古典>の息吹を~

五條園美です はじめまして。

【その1、私の事】
私自身の話をして、皆様が聞いてみようかな と思って頂いてから始めなさいと先輩に 聞いて参りましたので、まずわたくしの紹介から始めたく思います。

ご覧のような姿・形で、残念なことに美形とは言い難いですが、これでも舞台では多少美しくなります。
踊りは3歳のころから初代五條珠實(1899-1987)と母・五條珠園に、又、時折、よそのお流派のお方に教えて頂きました。長く続けたお唄は常磐津で、京都の常磐津一巴太夫(1930-2014)の門下で、常磐津美千巴と申します。一巴お師匠さんは、我が家でお稽古されている折、人間国宝になられて、テレビ局なんぞ来たのですよ。
大変な 良いお声で 素晴らしいお唄でした。 昨年なくなりました……残念です。

私は、日本舞踊五條流の理事をしています。本部は東京・赤坂にありましす
私達五條流、流祖・五條珠實は、歌舞伎の大名代六代目尾上菊五郎門下の初めての女弟子で、女性ですので歌舞伎界では活躍出来ませんので日本舞踊花柳流に修行にだされ、花柳徳次と名乗りました。
創作能力に優れ、その当時の華やかな大スターの一人でした。六代目菊五郎丈と花柳流の許しを得て昭和15年に独立し、五條流を創流しました。
この流祖・初代五條珠實が戦前、名古屋に出稽古にきておりまして、その頃花柳流でしたが、私の母がご縁があって門下となり、戦後生まれた私も、又、私の娘もと一家そろって五條流の一門となっております。
只今4代目の男性の家元ですが、私共の流派は世襲制ではなく、家元は理事の推薦で決められます。五條流は北は北海道から、南は九州、主に福岡まで、門下が全国で幅広く活動をしている流派です。

第一回リサイタルより
『創作 薄墨桜』、
故山路曜生先生と



私は、昭和51年に「五條園美リサイタル」と名付けて、第1回のリサイタルをはじめまして今年24回目を開催しました
賞は幾つか頂いていて、名古屋市からは、芸術創造賞、芸術祭賞、芸術奨励賞、愛知県からは芸術文化奨励賞を頂きました。
南山大学と名古屋芸術大学で非常勤講師をしています、大学での授業はもう20年ほどになります。
お弟子のお稽古は、個人稽古は自宅と出げいこ、東京でもしています。
団体稽古は 栄のNHK文化センターで大人の部と子供の部、朝日カルチャーでは大人の部をしています。
発表会や公演はいろいろしている方だと思います。
お城の前の能楽堂で自分の会「五條園美リサイタル」と若手門下の研究会「桜美の会」、中日劇場で門下のおさらい会「珠園会」、小劇場で浴衣会など主催しています。、東京では、主催者の一人として国立大劇場で流派の会「珠實会」、あとはお誘い頂いた会で踊らせて頂いています。 また、NHK文化センターなどの子供達をつれて、慰問に伺ったり、文化庁の伝統親子教室など……

なにしろ日本舞踊を誘って頂くと嬉しくて、あれやこれや 楽しく活動しています
セントラル愛知交響楽団様とのコラボもさせていただきました。
何か面白い企画がありましたら是非是非お誘いください。
お役に立てるよう頑張りますので、宜しくお願い致します。


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