6/27(土)に名古屋能楽堂にてリサイタルを行います。
詳細は下記になります、ぜひおいでくださいませ

第二十四回五條園美リサイタル  
平成27年6月27日(土)2時30分開場 3時開演
名古屋能楽堂 (名古屋城正門前) ℡ 052・231・0088

<演 目>
五條園美 振付
一、大和楽  河        
             五條園美

五條園美 振付
一、ピアノ曲 花くらべ
             伊藤雅香
             田島咲子
             市野真衣
                               
五條園美 振付
一、地唄   荒れ鼠      
             五條美佳園
             五條園八王
             五條智奈

山路曜生 振付
一、筝曲   笛吹き女     
             五條園美

五條園美 振付
一、創作   吉野山判官櫻  
             五條園美
             花柳朱実(賛助出演)
               ・
             五條美佳園
             五條園青 
             五條園小美
             五條園藤
             五條園音
    演奏 杵屋六秋 ほか

<販 売 等>

チケット:
     全自由席 5,000円  5月28日より発売
販売場所:
     園美の会・各出演者・
     名古屋市文化振興事業団チケットガイド ℡ 052-249-9387
お問い合わせ:
     園美の会事務所 ℡・FAX 052-881―6684 
主催:
     五條流園美の会
後援:
     愛知県・名古屋市・名古屋市文化振興事業団・中日新聞社

<演目解説>
大和楽 河
春の日の隅田川辺りの風景や人間模様を描いた、大変詩情豊かな曲です。今回は、まだ暗いうち、釣り糸を垂れている風情から始めてみました。もやい船の船頭の生活、爽やかに朝が開けて、両国の昼は賑やかに。芝居、操り、浄瑠璃一座、茶屋の呼び込み・・隅田川堤の花見の最中、意地悪く雨が降り出し、慌ただしく戻り船が呼び合います・・夕汐のさしてきた川の屋根船の中忍び合う二人の姿、爪弾きの音・・川は人の世界とは関係なく今も昔も悠々として、空の月の影をうつして静かに流れていきます。


ピアノ曲 花くらべ
パスカル・コムラードが弾いているハイク・ド・ピアノおもちゃによるピアノ演奏曲です。
子供の為の作品です。ずっと以前、手に入れた音と、足立美術館で観た林義雄の「花合せ」の絵が合体して出来上がったものです。大好きな花で遊ぶ子供の可愛いらしさと、自分を主張するちょっぴりの残酷さ、友を思いやる、抱きしめたいような愛らしさ・・
子供達の姿を描いてみました。


地唄 荒れ鼠
私は動物の踊りが好きで、この曲は地唄の<おどけもの>の一つで、いかにも奇抜で底抜けの明るさが楽しめる作品です。一人立ちを此の度は若手三人の舞台にしてみました。   
釈迦に提婆や鯨に鯱鉾 月に叢雲 花に風 国に盗人、家には鼠…といったふるった歌詞で始まります。天井裏で騒いでいた鼠達は、夜もしんしんと更け渡ると、大将鼠に従って座敷へ降りて来ます。大将忠の守はそれぞれの鼠に注意事項・仕事命令などを言い下し、チュッと一杯飲んでいると・・台所に赤斑らの大猫が現れて大騒動、鼠達は一目散に二階の隅に逃げ上がっていきます。大将鼠、尾長の禿、豆鼠、廿日鼠など役をかえつつ、三人で踊り込んで参ります。


筝曲 笛吹き女
「笛を吹き候、笛吹きて悔ゆるのに候、笛吹きて祈るのに候、笛吹きて生くるのに候」と詩人の詩に対する祈りと哀しみ、よろこびの心を、一管の笛に託して流麗に詠う深尾須磨子の詩を作曲、昭和31年に発表されたものです。能楽堂に似会うのでは、と思い立ちました。

 
創作 吉野山判官櫻 
九郎判官義経と別れた静は、すぐに捕えられ鎌倉へ送られることとなります。
ある夜、月もない暗闇の中、静は逃げ出し、吉野山を彷徨い歩き、追手から隠れる内、気を失ってしまいます。
吉野山の櫻達は、人気のない真夜中に、宴をしようと集まります。
そこへ現れた源九郎狐は、縛られていた哀れな女が、父母の皮で作った初音の鼓を与えてくれたあの義経の愛妾・静であると気付きます。
せめてもと、桜花爛漫の舞と幻の義経との連れ舞いで静を慰めるのでした。
しかしやがて朝が来て・・・

以上です、お待ちしております