部下の視点から見て、
上司の許せない行為としてあげられることの中に、
「言ってることがコロコロ変わる」
というものがある。
昨日と今日で言っている内容が違っているというやつだ。
発言内容が変わるなんて、上司としてあるまじき行為・・・
一貫性がない人間を信頼することはできない・・・・
と批判をしたくなるのかもしれないが、実は、
ここには、ちょっとしたポイントが潜んでいる。
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発言が変わる上司の何が悪い?
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ビジネスにおいては、
状況は絶えず変化しているという前提がある。
社会情勢、市場の動向、消費者心理など、
不確実な要素だらけで、安定しているものなどないくらいだ。
昨日と今日で、仕事の内容や詳細が変更してしまうのは
仕方がないことだ。
得意先からの注文がAからBに変われば、
自分達の対応も変わってくるのだ。
仕事とは常に変化があり、変化に対応することで成立する。
上司が言っていることが変わってしまうのは、
避けられないことであり、
むしろ、発言に何の変化もない上司は、
変化に対応していない可能性があるといえる。
もし上司に反論があるのなら、
上司の発言の変化について具体的な問題点を指摘し、
その理由や、変化することのメリットを確認すればいい。
この問題のポイントは、上司ではない。
部下が、一度確定したことを途中で変更されることが
イヤなだけではないか?
決められたことを安定路線で、
快適に順調にこなすことが仕事だと思っていないか?
ということだ。
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【今日のデキる上司の問いかけ】
上司の無茶な発言に対して、どんな努力をしたか?
理不尽なことに対して、どんな苦労をしたか?
そのことによって、
結果的に、自分にどんな能力が身についたのか?
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幾度の作業変更、方向転換、間際での戦略変更・・・
仕事をするということは、大小さまざまな変化に対応し、
順応することでもある。
「変化」への努力が未来の報酬となり、
「変化」への能力が未来の役職になる。
変化に柔軟に対応できる能力を身に着ける修行期間として
淡々と仕事をこなすことこそが、
後々に上司になったときに活きてくる。
部下の時は、上司の言うことだけに反応すればいいが、
上司になれば、さらに多くの課題の変化に対応しなければ
いけなくなる。
社長になれば、さらに多くの理不尽に対峙しなければ
いけなくなる。
「変化」は柔軟性のトレーニングであり、
毎日毎日鍛え続けるものなのだ。
※※※※※※※※※今日のB面※※※※※※※※※※※※※
とはいえ、
おバカ上司の記憶喪失的な発言トラブルもある。
その時の気分で、言っていることが正反対になることもある。
まったく整合性のない発言については、
正確に文書に起こし、記録しておくしかない。
今日のレポートとして、重要事項、発言事項の議事録的な
メモを当事者の上司にメールしておくくらいの覚悟で挑め。
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