小さな頃読んだ「ライト兄弟」は僕の夢だったのかもしれない@みんなのちょっといいね! | 自分とのコミュニケーションからはじめよう。〜絵本作家ごじゃる〜

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絵本というコミュニケーションツールで
自分自身とのコミュニケーションをとり
周りとの調和を目指す。そんな思い出ワークショップを行っています。
基本的に、自分自身を鼓舞する記事を書いています。
それが、あなたの役にも立つといいな。

僕ら3兄弟は、それほど仲が良くなかった。


いつも、けんかばっかりしていた。




長男の僕が次男をいじめ、


次男が三男をいじめ、


三男はクラスの子をいじめ、、、




母親はいつも、謝りに学校へいっていた。




「兄弟仲良くしなさい」




それが母の口癖だった。






そんな母が、病気になった。




僕は、そんな母の治療費をしっかり稼ぎ続ける為に、


良いところへ就職して、お金を稼ごう


それが夢になっていた。




その母は、


僕が大学のときに亡くなった。




・・・お金って、なんで必要なんだっけ




僕は目的を失っていた。








そういえば、


母にも、祖父母にも、たくさんたくさんかわいがってもらったのに


亡くなる前に、何もしてあげられなかった。




この、受けた恩は、どうしたら良いんだろう。




悶々と考えながら、
小さい頃、伝記を読むのが好きだった事を思い出した。





野口英世や、ライト兄弟をよく覚えている。



伝記になっている人たちのように、


人はなにかしら自分の使命を背負って生まれてきたはずだ。


その使命を全うする大人になれ、と、


自分を取り巻く人や場所等の環境が手を貸してくれたことで


大人になれた。




大人になった今こそ、


自分の次の世代の為に尽くし、使命を果たしていく事こそが


恩返しになるんじゃないか、


そう思った。








僕は、ふと、弟たちに声をかけた。




「一緒に、会社をやらないか」と。










ライト兄弟たちのように




僕らの次の世代が、夢をもって生きられる




そんな社会を作る




その、当事者でありつづけたい。