よく行くお店のマスターが、病気で倒れ、店はしばらく休業していた。
ある日、久々に提灯がついていたので、入ってみると
マスターが変わっていた。
聞いてみると、その人が元々のオーナーで、
倒れたマスターに店を貸していたのだという。
そんな話を聞きながら、飲んでいると、
そのマスターを訪ねて何人もの客がやってきていた。
そのマスターは、元はサラリーマンだった。
そして、この店は女将が切り盛りしていて、その常連客だった。
ある日、女将が病に倒れ、そのまま亡くなってしまった。
その時、非常に悩み、店を買い取ることに決めたのだという。
受け継いだ店は、この地域の店として、
また次のマスターにつなぎ、受け継がれていく、、
そんな地域の深いつながりと歴史をみた気がした。