古文調の文章で読みづらいところもあったが、
意外に面白い本だった。

親鸞といえば、
僧でありがながら、
肉食妻帯を行った一番最初の人物ということで、
かなり自由奔放な人なんだろうというイメージだったが、
この本を読んでみると、
いろいろな葛藤の中で生きていたことを感じられた。

この本によると、
親鸞は二度の結婚をしている。
一度目の相手とは流刑にあったこともあり、
ほとんど一緒に暮らしていない。
次の結婚では、
善鸞と弥女の二児を得ている。

僧としての精進、
父としての情愛、
開祖としての弘法。

法然を慕う気持ちから、
肉食妻帯をし、
浄土真宗を開立する。
そのために多くの板挟みにも悩まされる。
大変な人生だったろうと感じだ。

他に感じたことは、
この時代の人達って意外と長生きやな。
親鸞90歳まで生きているし、
途中で「50過ぎたばかり」という文も出てくるので、
イメージでは40位が寿命だと思ってたが、
そうでもないんか。

あと、親鸞は流人・藤井善信として、
新潟に流されたんやな。
知らんかった。
なんかそこいらでは親鸞の七不思議とかいうのもあるみたいで、
近くにいるうちに一度は訪れてみたいものだ。