7月15日は、福島県いわき市小川町の草野心平記念文学館アトリウムロビーを会場に「ハープで奏でる名曲たち」と題して、サマーナイトコンサートが開かれました



この日は、ハープ奏者の佐藤雅さんが出演されました。


佐藤さんは、大阪府出身でいわき市在住です。高校時代から始めたハープですが、なんと全日本吹奏楽コンクール全国大会に出場し、金賞を受賞した実績をお持ちです




会場には、佐藤さんの演奏を待ちわびた約100人のお客さんが鑑賞しました


演奏中は、ハープの澄んだ音が静かな会場に響き渡りました




前半は、カノン、エリーゼのためにのほか、某胃薬のCМで使用されたおなじみの曲も演奏されました




ハープを演奏する佐藤さん。しなやかに弦を弾く手に注目してしまいました




佐藤さんが途中でハープについていろいろと説明して下さいましたが、


ハープの弦に色がついていますが、7オクターブ分の音域が出せるそうです。




そして、赤色の弦はドになります。


澄んだ音色を届ける弦については、演奏者側の短い弦はナイロン素材。中間の弦はガット、長い弦は鉄を使用しているそうです。


デリケートな部分でもありますので、よく切れるそうですが、


切れたら在庫探しもそうですが、張り直すのも大変なんだそうです。




後方に7つのペダルがついており、操作することにより音が半音上がったり下がったりと変わるとのことでしたので、


鍵盤でいう、黒鍵の部分は、このペダルで「音を作っていく」そうです。


その操作もされながらの演奏にハープの奥深さを感じることが出来ました




ハープを良く見るとカワイイ花の絵柄が素敵ですね



後半は、佐藤さんが、「きらきら星」に、「星に願いを」などを演奏したあとに、観客全員に合唱を呼びかけ、「浜辺のうた」「大きな古時計」の演奏とともに合唱を行いました。


佐藤さんは、「浜辺のうたの歌詞がどうだったかなと思いましたが、皆さんの歌によって歌詞がどんどん体に入ってきました」と喜びながら話されました



佐藤さんは、予定の演奏終了後、アンコールにもこたえていただき、


全身を込めて奏でることによって、ハープの魅力を観客により伝えてくださいました




演奏が終了したところには、会場のガラスの向こう側は、すっかり薄暮の景色になっていました。


タイトルの通り、素晴らしいサマーナイトコンサートでした



佐藤さん、素晴らしいハープ演奏をありがとうございました