久しぶりの連絡は突然やってきた。

 

2年弱、私たちの間には一切の交流がなく、
本当に「無音」とか「静寂」とか、そんな言葉がよく似合う期間だった。

正直、もうそろそろどうでもよくなっていた頃だった。


散々悩みぬいた、とでもいうべきか。
もう彼について考えるべき事項が自分の中で無くなっていた。

 

だけど、それは決して「諦め」や「無関心」という感情でもなかったと思うし

実際、ふとした時にまだ彼を思い出すことがあった。

 

でもそんな瞬間も、それは決して暗い感情を伴っておらず、

まさに旧友を偲ぶような、なんとも穏やかな気持ちだった。

 

そして、時を経て久しぶりの連絡を受け取った私には

不思議と特別な高揚感はなかったような記憶がある。

 

少しの動揺があった後、一旦冷静にそっと画面を閉じていた。
 

彼なしでも生きていられる今の自分への誇りみたいなものも感じていたし

これによってまたあの頃の不安定な自分に戻る小さな恐怖もあった。

でもそれからしばらく経って、ふと一人になった時
なんだかやっぱり考え出してしまった。

「ああ、かえってきた。大好きなあの人が。」

 

そう実感したら、急に昔の自分の感情がどくどくと私の心に戻ってきてしまった。
 

落ち着きたくていろんな記事や動画を眺めて彼の真意を探そうとした。

 

なぜ今更?今まで何してたの?私に何を望んでいるの?

 

たくさんの疑問を検索画面にぶつけて日々を過ごした。

 

でもしっくりくるような答えはそこにはなくて

結局、本人に聞けば一番早いんじゃないかと思ってついに連絡を返すことにした。

 

実際、彼からの返事はとても自然だった。

むしろ自然すぎて不気味なぐらいだ。

 

あの頃さながらのラリーが続き、私もしばらくは少し警戒しながら返事をしていた。