他の不登校の親御さんとつながるに連れ、少しずつ意識が自分自身や外に向いていきました。
英検にチャレンジしたり、おしゃべり会を企画したりして、わざと忙しく過ごし、ユミの不登校に関してはあまり考えないようにしていました。
そうして過ごしていた2018年の夏ごろから、私自身が体調を崩すことが増えました。
毎日「今日はお酒を飲まないでおこう」と思うのに、それが夕方になると「ビール1本だけ」になり、1本飲み終わる頃には「もう1本いいか」、さらにワインを開けたら「全部飲まないと悪くなっちゃうし…」と、浴びるように飲み、、、体調も悪くなるはずです。
けれどもそんな酒浸り生活を抜け出せないままで、時にはいろんな思いやストレスが爆発して、あなたやユミにはどれだけ迷惑をかけたことでしょう。
苦しんだ一方で、2018年は出会いの年でした。
その前の年、高校時代の友人を介して、敬虔なクリスチャンの花田さんご夫妻と知り合い、個人的に伝道されました。
そのときは全く聞く気もなく、「私には宗教は必要ない」とキッパリと伝えました。
それからしばらくたった2018年3月、近くの図書館で、その花田さんのご主人が講師の英会話講座が始まり、そこでお二人と再会しました。
英会話講座の内容は、クリスチャンらしく「愛」とか「赦し」とかをテーマにしたものが多かったですが、その時は受講生が15人くらいいたせいもあって、伝道されている感覚もありませんでした。
毎回のように、ハワイ出身の花田さんがウクレレを持ってきて、それを聞いているうちに、私もウクレレに挑戦してみようかという気持ちになり、花田さんに教えてくれないかと相談しました。
そのとき、英会話講座とは別に、数名でウクレレの練習会をしていると聞いて、私も参加させてもらえることになりました。
そこで、「涙そうそう」「少年時代」のようなメジャーな曲から讃美歌まで、いろいろと練習しました。
クリスマスには英会話講座のなかで「キリストの降誕劇」をやることになり、そのなかでもウクレレを弾きながらクリスマスソングを歌ったりしました。
