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では早速術後3年検診について。乳がん治療後検診には節目がある。医療機関や病状によって異なるが、術後3年、5年、10年が節目となっているところが多い。統計的に術後3年間は再発率が高いためか、私の病院では術後3年検診では検査項目が多いように感じている。同じ病院でも主治医によって検査項目は多少異なるが。リンパ節転移がなくても、浸潤癌だった場合は術後3年検診で骨シンチや腹部エコー検査がある場合もある。

私は非浸潤性乳管癌だったため、術後3年検診の検査項目は、腫瘍マーカー(CA15-3, CEA)を中心とした血液検査、肺のレントゲン、マンモ、エコー。主治医が同じで非浸潤癌の方は同じ検査項目だが、同じ病院で他の主治医の非浸潤癌の方に比べれば検査項目が多い。ベテラン医師である私の乳腺外科主治医。「非浸潤癌でも再発はあり得る、ゼロでばない」を前提にしていると私は解釈している。各検査については述べるまでもないが、備忘録としてちょこっとだけ書いてみる。

■血液検査
健側の左腕から採血。乳がん罹患前から左腕は右腕に比べ血管どりが難しそうだったが、左腕からの採血は大変なのかな?採血は一回で成功したものの内出血のオマケ付きだった。抗がん剤治療を受けた・受けている癌患者が多い私の病院。術後全く治療をしていない私の採血で内出血では.....と正直思った。同時に「私は抗がん剤治療になったらどうなる??」と不安がよぎった。左腕の血管確保に苦労すると思われる。乳がん手術前の造影MRIでも血管確保で一度失敗され大きな内出血が2週間ほど消えなかった。でも、麻酔科医は凄い。いつも、痛みもなくあっと言う間に針が刺されている。

■エコー検査
エコー検査の一時間以上前にマンモの撮影をするように指導される。エコー検査時には、マンモ画像・簡単な読影コメントがあると推測している。そして、私はエコー検査前に「福岡の医師からのエコー検査報告を見て下さいね。健側・左胸の...あたりに...㎜の.....があるという診断報告があると思う」と検査技師に伝えた。多分、言わなかったら見ていなかったと思われる。私がこのことを告げたためか、福岡のエコー検査で指摘された箇所を念入りに診ていた。「いや、そこだけではなく、全体的にちゃんと診て」と一瞬思ったり....。もちろん、検査技師に状況を訊いても「結果報告は担当医師から」という回答のみ。そういう規則になっていると理解している。

■主治医の診察・結果報告
主治医は今年の4月に私が拠点にしている東京病院を退職した。来年3月までは引継ぎのために、週1で退職した病院で引き続き外来診察(再診)をしている。なので、診察室に入ると「じぇんりーさんがこの病院を卒業する前に僕が卒業しまして....」と主治医からまず言われた。増え続ける乳がん患者への対応に苦慮している病院とその病院の在籍年数が長く担当患者が多い主治医。「できるだけ多くの主治医担当患者を、主治医の新たな勤務先病院(都内)に移すことを病院も主治医も望んでいるんだろうな....」といろんな場面から感じ取っていた。でも、さすがに私に対しては、「僕と一緒に新たな勤務先病院に移ってくる?」という強いお誘いはなかった(基本的に強いお誘いがあると理解している)。

私に対しては、「じぇんりーさんは軽かったし、検診のために東京まで来てもらわなくても....。紹介した福岡の主治医に今後ずっと診てもらってもいいよ」といった感じだった。「私は東京拠点の転勤族であること、福岡に何年滞在するか分からないこと」などを告げた上で、「福岡在住時には福岡の主治医に経過観察をお願いし、東京に戻ってきた時はまたこちらの病院という形式は可能なのか」と訊いた。可能であるような感じだったが微妙な部分もあるのか、「そういうことなら、形成外科の経過観察もあるし、年に一度、主治医なしの経過観察外来を受診した方がいい」と勧められた。

形成外科主治医からは、「福岡の乳腺外科医はよく知っているし信頼できるので形成外科の経過観察もお願いできる」と言われていたので、「福岡在住時は福岡一本で、東京に戻って来たらまたこちらの病院で」という形式に拘ることもできたが、何となく「このままこの病院に拠点を置きたいなら年に一度は来た方がいいんだろうな.....」と感じ取り、深くは追求しなかった。海外のように検査などのデータは個人の所属したり、病院間のデータ共有が進めば私のようなケースは楽になるのに、と思った。

健側・左胸の4ミリ低エコー腫瘤については、主治医は気にも留めていなかった。「水が溜まっているね、それか線維腺腫だね。大きくならなければOK」といった反応だった。画像診断医による診断は「乳管内乳頭腫あるいは線維腺腫」となっていた。以前からあったか否かを訊くのを忘れたが、貰ったエコー診断書には「新描出」という記載があったので、以前にはなかったもの、つまり半年前の福岡でのエコー検査時あたりから出現したものと思われる。そして「腫瘍マーカー異常なし、肺への転移もなし、マンモも異常なし」というコメントも主治医から貰った。

私がかなり重視している主治医の触診。これも問題なかった。主治医はシリコン乳房に興味があるようで、いろんな角度から診ていた。「ここを作るのは難しいが、よくできてるな....」といった言葉もあった。また「私の胸の大きさになると、再建により皮膚がかなり前に引っ張られる、特に前かがみになると」といったコメントがあった。これを聞いて「PCに向かう姿勢が悪いとかなり皮膚が前に引っ張られる?やっぱりそれが違和感の大きな要因?体幹を鍛えるしかない?」と思った。

福岡の主治医や形成主治医に関する雑談もあり、最後は主治医の方から握手。ベテラン医師ならではの対応と思う部分が今回も沢山あった。今までお世話になりました。ありがとうございました。

来年11月には主治医なしの経過観察外来。検査・診察は一日で終わり結果は郵送となる。

今日のオマケは先日の東京診察の旅・第2弾で立ち寄った渋谷駅に居たお馬さん。

渋谷ジャパンカップ

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