先日、天神大丸で↓が目に入り、思わず立ち止まった。

検診車

女性感謝日とかで、乳がん検診を推進するキャンペーンみたいなことをしていた。

その場で申込みをして、この検診車でマンモ撮影を受ける人。
「シコリを体感してみよう!」のコーナーでシコリを触っている人。
パンフレット見ている人。
などなど.....

そこそこ関心を集めていた。
私もシコリを触ってみたが、ここのシコリは以前違う場所で触ったシコリとは感触がかなり異なり、分かりづらかった。私はシコリがない乳がんだったので、「シコリってどんな感じ?」と興味があり、こういった体感コーナーがあると触ってしまう。

すると、「これをどうぞ!」とバストケアジェルを手渡された。このジェルでバストのハリが増すケアをしながら、自分のバストをチェックしよう!異変がないか・シコリがないかチェックしよう!と書かれていた。「おぉ!こういうアプローチになってきているのかな?」と興味深く、ジェルは貰ってきた。まだ試してないが。セルフチェックや乳がんの基本知識のパンフレットは戻してきた。

乳がん検診....
その有用性は海外を中心に議論になっている(参考:以前にも紹介したが、浜松オンコロジーセンター 渡辺亨先生が書いているブログ記事)。

また、「日本人は欧米人に比べて乳腺密度が高く、マンモ画像が真っ白になる人が多い。特に30代、40代前半は」と言われている(参考記事①参考記事②)。現に、私は30代の頃、マンモ撮影の度に「真っ白で判定不能」となり、エコーによる再検査になっていた。マンモ検査は無駄な被曝をしただけだった。今は「若い方はまずエコー検査!」という認識が広がっているように感じるが。

じゃあ、マンモやエコー検査を定期的にすれば早期発見できるのか。「早期発見できる場合もあるけど、できない場合も多いのでは?」と私は感じている。

私の場合は、
3~4年振りに市の定期検診でマンモを撮影→「ある箇所が怪しい」となり、再検査としてエコー検査。結果は異常なし→3か月後、再度エコー検査。結果は異常なし、次の検診は半年後となる→2か月後、乳頭からの異常分泌液・乳がん発覚、という経緯を辿った。(因みに、マンモで「怪しい」となった箇所にシコリみたいな硬い感じはなかったが、筋張っている感じがあった。他の場所とは違った感触があった)。

結局、マンモで「怪しい」となった箇所に非浸潤性乳管癌があったが、異常分泌液という症状が出るまでは癌細胞の発見には至らなかった。それに、地元のクリニックでは、マンモで「この箇所が怪しい」と言われたが、今の病院では、マンモでは「異常なし」の判定が出た。異常分泌液細胞診(青字:後日加筆)とエコー検査で「癌の可能性大」となり、バコラ生検と乳管内視鏡検査により「非浸潤性乳管癌」と確定した。

つまり....
「症状があるので、怪しい箇所を探しに行ったから超早期癌を発見できた」ということだ(と私は思っている)。異常分泌液がなければ、未だに癌が発覚していない可能性が高い。

私と同時期に入院していたあるがん友。入院時の数年前に超早期癌で温存手術を受けていた。術後、頻繁にセルフチェックをしていたらしく、ある日(手術から2年後ぐらい?)傷痕附近に違和感を感じるようになった。初めて乳癌になった時に感じた違和感と同じだったので、「癌じゃないか」と病院に訴えるも検査の結果は異常なし。様々な検査をしたが異変は発見されなかった。詳しいことは忘れたが、彼女が何度も訴え、やっとある検査で凄く小さながん細胞が発見され、再度手術することになった。手術前、彼女は「検査結果などから、リンパ節へ転移している可能性は限りなく低いって言われているんだけど、脇下に同じ違和感があるんだよね....」と言っていた。残念なことに、彼女の違和感が当たっていて、手術中にリンパ節への転移が確認されてしまった。

彼女の他にも、検査では異常がなかったが、「何か変だな..」と感じ、病院で訴え再度検査したら癌細胞が発見された、という話は数人から聞いた。

また「毎年乳がん検診を受けていたのに....。なぜ、今まで・この状態まで発見されなかったの??」という声も聞く。

湯船に浸かった時や身体を洗う時に乳房をちょこっと意識しながら触ることを頻繁にしていれば、「なんか、いつもと違うな...」という小さな異変に必ず気づく。その異変を訴えて検査を受けると、超早期で癌が発見される可能性が高くなるのでは?と今は感じている。

「お風呂で気づいた時に乳房を触ってみる」
これが一番重要だと私は思っている。

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